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知財と情報セキュリティの受験順

知的財産管理技能検定と情報セキュリティマネジメント試験はどちらを先に受けるか(重なる法律・試験方式)

知的財産管理技能検定は知的財産の管理業務、情報セキュリティマネジメント試験は部門の情報セキュリティ管理を問う試験です。目的は別ですが、著作権法と不正競争防止法が両方の範囲に入っています。公式情報から、重なる範囲と受ける順番の材料を整理します(確認日:2026年10月9日)。

試験の基本情報の違い

知的財産管理技能検定(3級)

実施は知的財産教育協会。原則として年3回の実施で、次の第55回は令和8年11月15日、その次の第56回は2027年3月7日です。学科はマークシート方式の3肢択一式30問・45分、受検料は6,100円(学科)です。

情報セキュリティマネジメント試験

実施はIPA(情報処理推進機構)。CBT方式で年間を通じて随時実施され、試験時間は120分、科目Aと科目Bの合計60問です。受験手数料は7,500円(消費税込み)です。

重なる出題範囲と、重ならない範囲

重なる範囲

知財検定3級の関係法規には著作権法と不正競争防止法が入っています。情報セキュリティマネジメント試験のシラバスでも、著作権法と不正競争防止法(営業秘密、ドメイン名の不正取得)が法務の項目として挙げられています。

重ならない範囲

知財検定3級は、特許法、実用新案法、意匠法、商標法なども関係法規に含みます。情報セキュリティマネジメント試験は、これに加えてサイバーセキュリティ基本法や不正アクセス禁止法、情報セキュリティの管理と技術の出題が中心です。

両方に出る法律は、先に学んだ側の知識がもう一方の復習になります。ただし、知財検定は知的財産権の仕組みを幅広く問い、情報セキュリティマネジメント試験はセキュリティ対策の運用が中心なので、全体の学習内容はかなり異なります。

受検資格と対象者像の違い

知財検定3級

知的財産に関する業務に従事している人、または従事しようとしている人が対象で、実務経験は求められません。

情報セキュリティマネジメント試験

IPAは、情報システムの利用部門にいて、情報セキュリティリーダーとして部門の対策や組織の規程を理解し、情報を安全に活用する人を対象者像としています。

合格率の違い

知財検定3級(63.6%・第54回学科)

2026年7月実施の学科は、申込者3,370人に対し合格者2,142人でした。協会は申込者数と合格者数だけを公表しているため、合格者数を申込者数で割った計算値です。

情報セキュリティマネジメント試験(70.0%・令和7年度)

令和7年度(2025年4月から2026年3月)の年度合計で、受験者45,924人に対し合格者32,141人でした(IPAの統計情報)。

合格率は回や年度によって変動し、算出の基準も異なるため、数字は目安として見てください。

どちらを先に受けるかの目安

知財検定を先に受ける人

法務・総務・営業など、著作権や契約、ブランドを扱う仕事で、知的財産の基本を押さえたい人。年3回の実施なので、日程に合わせて計画を立てます。

情報セキュリティマネジメント試験を先に受ける人

情報システムの利用部門で、部門の情報管理や社内規程の運用に関わる人。随時受験できるので、準備ができた時期に申し込めます。

両方を目指す場合は、著作権法と不正競争防止法を先に固め、その後で知財検定なら特許・商標、情報セキュリティマネジメント試験ならセキュリティ対策へ広げる順が考えられます。知財検定の中での選び方は知的財産管理技能検定は3級と2級のどちらから受けるかにまとめています。

よくある質問

  • 知的財産管理技能検定と情報セキュリティマネジメント試験で、重なる出題範囲はありますか?
    あります。知的財産教育協会の3級の試験範囲の細目には、関係法規として著作権法と不正競争防止法が含まれます。IPAの情報セキュリティマネジメント試験のシラバスにも、法務の知的財産権として著作権法(著作権、権利侵害、保護対象、コピープロテクト外し)と不正競争防止法(営業秘密、ドメイン名の不正取得)が示されています。ただし、知財検定は特許法や商標法などを含む広い範囲を問い、情報セキュリティマネジメント試験は情報セキュリティ対策や技術の出題が中心です。
  • どちらの試験も、いつでも受けられますか?
    いいえ。情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式で年間を通じて随時実施されます。知的財産管理技能検定は原則として年3回の実施で、令和8年11月15日の第55回の次は、2027年3月7日の第56回が公式日程に載っています(2026年10月9日に確認)。
  • 知財検定の合格が、情報セキュリティマネジメント試験の免除になりますか?
    今回確認したIPAの試験案内には、知的財産管理技能検定の合格による免除は見当たりませんでした。IPAの試験は、受験する時点の案内で確かめてください。

出典