ビジネス基礎系資格の受験順
ビジネス会計検定3級とビジネス実務法務検定3級の違いと受験順(受験料・合格率)
ビジネス会計検定3級は財務諸表を読んで企業の状況をつかむ力を、ビジネス実務法務検定3級は契約・会社・労働などの基礎的な法律知識を問う、どちらも商工会議所の検定です。出題範囲はほとんど重ならないため、受験順は「いまの仕事で数字と法律のどちらを先に使うか」で決められます。公式情報をもとに判断材料を整理します(確認日:2026年10月12日)。
試験方式と受験料の違い
ビジネス会計検定3級
実施は大阪商工会議所。年2回、全国の指定会場で一斉に実施するマークシート方式で、試験時間は2時間です。受験料は4,950円(税込)。第39回は2026年10月18日(日)、第40回は2027年3月14日(日)で、第40回の申込は一般受付が2027年1月8日から1月28日(クレジットカード決済の場合)です。
ビジネス実務法務検定3級
実施は東京商工会議所。自宅のパソコンで受ける IBT 方式と、全国のテストセンターで受ける CBT 方式があり、所定の試験期間内から受験日時を選べます。多肢選択式・90分で、受験料は5,500円(CBT 方式は別にテストセンター利用料2,200円)。2026年度の第60回は試験期間が10月22日〜11月9日です。
合格基準と合格率の違い
ビジネス会計検定3級(第38回 67.2%)
100点満点中70点以上で合格です。第38回(2026年3月8日実施)は実受験者4,377人、合格者2,942人で合格率67.2%、第37回(2025年10月19日実施)は実受験者4,416人、合格者2,651人で60.0%でした。
ビジネス実務法務検定3級(第59回 56.9%)
100点満点中70点以上で合格です。第59回は実受験者9,840人、合格者5,602人で合格率56.9%でした。2025年度の第57回は57.6%、第58回は38.3%で、実施回によって差があります。
出題範囲の重なり
ビジネス会計検定3級の出題範囲は、財務諸表の構造や読み方(貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書)と、基本的な分析(成長率・伸び率、安全性、収益性、キャッシュ・フロー情報の利用、1株当たり・1人当たり分析)です。大阪商工会議所は、簿記の知識がなくても受けられる検定と案内しています。ビジネス実務法務検定3級は、東京商工会議所が「3級公式テキストの基礎知識と、それを理解した上での応用力」を問うと案内する試験で、本サイトの収録分野は民法・会社法・消費者関連法・労働法です。数字を読む力と法律の基礎で、片方の学習がもう片方の直接の準備になる関係ではありません。
どちらを先に受けるかの目安
ビジネス会計検定3級を先に受ける人
営業・企画など経理以外の部署で、取引先や自社の決算書、ニュースの業績記事を読めるようになりたい人。大阪商工会議所は、決算書を作る力よりも読んで分析する力が重要になるビジネスパーソン向けの検定と案内しています。試験は年2回で、申込締切から逆算して準備します。
ビジネス実務法務検定3級を先に受ける人
契約書の確認、会社の仕組み、労務の基本など、日々の業務で法律の基礎が先に必要になる人。東京商工会議所は3級を「ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識」を想定した級と案内しています。試験期間が長く受験日時を選べるので、仕事の都合に合わせて日程を組めます。
出題範囲が重ならず、合格基準も同じ70点なので、受験順による有利不利は大きくありません。迷うときは、受験日が決まっている会計検定の次回の日程を先に確かめ、日程の組みやすいビジネス実務法務検定を空いた時期に入れる並べ方が現実的です。ビジネス会計検定3級の教材はビジネス会計検定3級のテキスト・問題集にまとめています。
よくある質問
- ビジネス会計検定3級の前に、簿記やビジネス実務法務検定3級に合格している必要はありますか?
必要ありません。大阪商工会議所は、学歴・年齢・性別・国籍に制限はなく、希望の級から受験できると案内しています。ビジネス実務法務検定も、東京商工会議所が学歴・年齢・性別・国籍による制限はなく、2級からの受験や2・3級の併願受験も可能と案内しています。 - 2つの試験は、出題範囲が重なりますか?
ほとんど重なりません。ビジネス会計検定3級は貸借対照表・損益計算書・キャッシュ・フロー計算書の読み方と、成長性・安全性・収益性などの基本的な財務諸表分析が範囲です。ビジネス実務法務検定3級は、本サイトが問題として収録している法分野が民法・会社法・消費者関連法・労働法です。会計の知識は法律の試験の準備にならず、その逆も同じです。 - 合格の基準は、どちらが厳しいですか?
基準の点数は同じで、どちらも100点満点中70点以上で合格です。直近の合格率は、ビジネス会計検定3級が第38回(2026年3月)で67.2%、ビジネス実務法務検定3級が第59回で56.9%でした。ただし実施回によって差があり、1回の数字だけでは難しさを比べられません。
出典
- 大阪商工会議所「ビジネス会計検定試験 級別内容・出題範囲」(確認日:2026年10月12日)
- 大阪商工会議所「ビジネス会計検定試験 試験日程・受験地」(確認日:2026年10月12日)
- 大阪商工会議所「ビジネス会計検定試験 受験料」(確認日:2026年10月12日)
- 大阪商工会議所「ビジネス会計検定試験 試験結果・受験者データ」(確認日:2026年10月12日)
- 東京商工会議所「ビジネス実務法務検定試験 試験要項」(確認日:2026年10月10日)
- 東京商工会議所「ビジネス実務法務検定試験とは データ」(確認日:2026年10月10日)