まず知りたいこと
ビジネス実務法務検定3級は多肢選択式・90分の試験です。2025年度の合格率は47.6%、実受験者数は19,652人です。直近の第59回(2026年度 第1シーズン)の合格率は56.9%です。合格率や合格基準は年度・回により変わるため、公式情報で確認した事実と、このサイト内の演習データから見た学習判断を分けて確認します。
- 試験形式
- 多肢選択式・90分
- 合格基準
- 100点満点中70点以上
- 合格率
- 2025年度は47.6%。 実受験者数は19,652人。 直近の第59回(2026年度 第1シーズン)は56.9%。 合格率は実施回により変動します。受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。
- 過去問
- 東京商工会議所は、IBT・CBT方式の試験問題・模範解答を原則として公表していません。いわゆる「本物の過去問」は入手できず、市販の公式問題集(模擬問題を収載)が公式の演習教材です。
合格率・受験者数・合格基準などの数字は、東京商工会議所 ビジネス実務法務検定試験 試験要項などの公式情報に基づくものだけを掲載しています。 独学で進める順番や、どの章から解くかは、公式が保証する合格法ではなく、本サイトの全460問・8章の収録範囲と公式の出題形式から見た学習上の判断です。
確認時点: 2026年9月 / 公式情報: 東京商工会議所 ビジネス実務法務検定試験 試験要項
3級の試験日程・申込期間・受験料・出題範囲(2026年度)
ビジネス実務法務検定3級は東京商工会議所が実施します。自宅のパソコンで受けるIBTと、テストセンターで受けるCBTから選べ、試験日は期間内で日時を選びます。第60回の申込は2026年9月29日(火)18時に終わっています。間に合わなかった場合は、次回(第61回)の日程が公式サイトに載るのを待つことになります。
- 第59回(終了)
- 申込 2026年5月15日〜5月26日/試験期間 6月18日〜7月6日
- 第60回(申込終了)
- 申込 2026年9月16日〜9月29日/試験期間 10月22日〜11月9日
- 第61回
- 日程は2026年9月30日時点で公式サイトに未掲載です。掲載され次第、公式の日程ページで確認してください。
- 受験料(税込)
- IBT方式 5,500円/CBT方式 5,500円+CBT利用料2,200円(合計7,700円)。
- 試験時間・合格基準
- 多肢選択式・90分。100点満点中70点以上で合格。
- 受験資格
- 学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。3級を持っていなくても2級から受けられ、2級と3級の併願もできます。
- 3級の基準
- ビジネスパーソンとして業務上理解しておくべき基礎的な法律知識を持ち、問題点の発見ができるレベルとされています。合格者には称号「ビジネス法務リーダー」が付きます。
- 出題範囲
- 3級公式テキスト(2026年度版)の基礎知識と、それを理解したうえでの応用力です。第59回・第60回は2025年12月1日時点で成立している法律に準拠して出題されます。公式の要項に、章ごとの配点は載っていません。
- 3級の基準・称号
- ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務の基礎知識を持ち、問題点の発見ができる水準です。合格すると「ビジネス法務リーダー」の称号が付きます(ビジ法3級と略されることがあります)。
- 過去問の入手
- 公式は試験問題・模範解答を原則公表していません。本サイトの無料問題と解説、公式問題集で演習します。
進め方は3級の勉強法、演習は過去問の代わりになる演習、教材はおすすめ書籍で確認できます。
確認日: 2026年9月30日 / 公式情報: 東京商工会議所 試験要項
3級の回ごとの合格率と受験者数(第57回〜第59回)
合格率は回によって大きく動きます。3級は第57回・第59回が5割台後半、第58回は38.3%と大きく下がりました。合格基準は毎回100点満点中70点以上で、受験者の層と問題の難しさで合格率が変わります。
- 第59回(2026年度 第1シーズン)
- 受験者 10,956人・実受験者 9,840人・合格者 5,602人・合格率 56.9%
- 第58回(2025年度 第2シーズン)
- 受験者 11,310人・実受験者 10,185人・合格者 3,898人・合格率 38.3%
- 第57回(2025年度 第1シーズン)
- 受験者 10,518人・実受験者 9,467人・合格者 5,454人・合格率 57.6%
- 2025年度の合計
- 実受験者 19,652人・合格者 9,352人・合格率 47.6%
合格率が下がった回でも基準点は同じ70点です。章ごとの取りこぼしを減らす演習が近道になります。進め方は3級の勉強法で確認できます。
確認日: 2026年10月17日 / 公式情報: 東京商工会議所 受験者データ
ビジネス実務法務検定2級と3級の違い(受験料・基準・合格率)
2級と3級は同じ東京商工会議所の試験で、試験時間(90分)と合格基準(100点満点中70点以上)は同じです。違いは、求められる水準、受験料、合格率の水準です。
- 水準
- 3級は基礎的な法律知識を持ち問題点の発見ができる水準、2級は実務経験をふまえ、弁護士などの外部専門家へ相談するといった一定の対応ができる水準です。
- 受験料(税込)
- 3級 IBT方式 5,500円(CBT方式は利用料2,200円を加えて7,700円)/2級 IBT方式 7,700円(CBT方式は利用料2,200円を加えて9,900円)。
- 直近3回の合格率
- 3級 第57回 57.6%・第58回 38.3%・第59回 56.9%/2級 第57回 35.4%・第58回 43.3%・第59回 35.6%。
- 称号
- 3級は「ビジネス法務リーダー」、2級は「ビジネス法務エキスパート」です。
- 受ける順番
- 受験資格に制限はなく、3級を持っていなくても2級から受けられます。2級の出題範囲には3級の範囲が含まれるため、3級の範囲に不安があれば先に3級の問題で確かめる方法もあります。
3級から2級へ進むかの判断は3級合格後に2級へ進むか、それぞれの演習は3級の過去問の代わりになる演習・2級の演習で進められます。
確認日: 2026年10月22日 / 公式情報: 東京商工会議所 試験要項 ・ 受験者データ
3級の参考書・問題集の選び方
3級は公式テキストと問題集の組み合わせで学ぶ人が多く、このサイトの演習で苦手な章を見つけてから、その章の解説を教材で補う使い方ができます。テキストと問題集の違い、使う順番を、収録している9冊の比較にまとめています。
ビジネス実務法務検定3級の参考書・問題集9冊を比較する →このサイトでできること
ここで扱うのは、公式情報そのものの代替ではなく、ビジネス実務法務検定3級の問題演習と根拠確認です。 公式過去問や市販教材で見つけた弱点を、章別に戻して確認できるようにしています。 独学用の教材を先に絞りたい場合は、ビジネス実務法務検定3級の参考書・問題集の比較で公式テキスト・問題集の位置づけを確認できます。
- 無料問題を章別に解く全460問を8章に分けています。 民法・会社法・労働法など、収録問題数が多い分野から確認できます。
- 選択肢ごとに理由を確認する各選択肢に根拠条文(e-Gov法令データ照合済み)
- 公式過去問・問題集のあとに戻る公式過去問が公開されている資格は本試験形式を先に確認し、公開されない資格は公式問題集や範囲演習で形式を補います。 その後、間違えた分野をこのサイトの章別問題へ戻します。
- 範囲外を把握して別対策に回す本サイトは条文・公的資料に根拠を戻せる論点を中心に収録しています。実技、記述式、計算、作図、口述など、 このサイトだけで完結しない範囲は、公式情報や専用教材で別途確認してください。
ビジネス法務3級の学習で先に整理したいこと
法律初学者が用語を知ったつもりになった瞬間に、無効・取消し・保証・労務の数字で落とされる試験。
失点しやすいのは、民法の基本語を暗記しても、効果の違いまで言えないと選択肢の言い換えで正誤が逆転します。そのため、最初から全範囲を均等に読むより、まず民法の意思表示・保証・債権譲渡を押さえ、会社法と労働基準法は数字と手続の取りこぼしを減らします。
逆に、最初から法律用語集を順番に読むより、問題で出た用語を根拠条文に戻して覚える方が崩れにくいです。このページでは、以下のひっかけの軸を意識しながら、問題数が厚い章へ進めるようにしています。
ビジネス法務3級は、民法を軸に、会社法などの関連分野まで横断して問われます。 本サイトでは、全460問を8章に分け、問題を解くだけで終わらせず、 誤りの選択肢がなぜ誤りなのか、どの条文・公的資料に基づくのかまで確認できます。 多肢選択式・90分の本試験対策として、分野ごとの失点理由を章別演習へ戻せます。
受験者タイプ別の入り方
- 初学者は民法の基礎論点から入り、選択肢ごとに効果の違いを確認する。
- 短期対策は数字が問われる労務・相続・会社法の定型論点を先に回収する。
- 2級へ進む人は契約・会社法の根拠を残し、2級の債権回収・組織運営へつなげる。
最初に解くなら、収録問題数の多い章から
最初は、全体を眺めるためのリンクを増やすより、本サイト内で収録問題数が多い章から手を動かす方が迷いません。これは公式の合格法ではなく、収録問題の厚い章で問われやすい制度・用語の輪郭を先につかむための使い方です。
1. 第2章 企業取引の法務73問。意思表示・代理・意思表示の効力発生時期・危険負担を中心に確認します。
解く →2. 第5章 債権の管理と回収60問。保証契約の成立・債権譲渡の対抗要件・相殺の要件・保証債務の範囲を中心に確認します。
解く →3. 第4章 企業活動に関する法規制57問。消費者契約法・製造物責任法・景品表示法・製造物責任を中心に確認します。
解く →4. 第6章 企業と会社のしくみ57問。株主総会の権限・株主有限責任と株式譲渡自由の原則・役員の選任と取締役の資格・取締役会の権限を中心に確認します。
解く →5. 第7章 企業と従業員の関係57問。解雇権濫用法理・賃金支払の原則・解雇の予告・法定労働時間を中心に確認します。
解く →
合格ラインから逆算した進め方
- 全8章をまず一周して、弱い章を見つける3級は全8章にほぼ均等に問題が配置されています。最初から1章を深掘りせず、全8章を通しで一周すると、どの章が手薄かが具体的に見えます。
- 民法を軸に、数字を理由とセットで固める収録問題の中心は民法です。期間・年齢・人数といった数字は丸暗記だと取り違えやすいので、各選択肢の根拠条文(全問 e-Gov 法令データと照合済み)で「なぜその数字か」まで確認します。
- 間違えた問題だけを周回して70点に乗せる合格は100点中70点で、満点は要りません。一度間違えた論点を時間をおいて解き直し、確実に取れる範囲を広げるのが、最短で合格ラインに届く回し方です。
問題を解く前に見る注意点
- 「無効」と「取消し」を取り違えると一問落とす。意思能力を欠く者の行為は「無効」(民法3条の2)、未成年者など制限行為能力者の行為や錯誤・詐欺による行為は「取消し」(同5条2項・95条・96条)。どちらの効果かで結論が変わります。
- 数字は語呂でなく正確に。法定労働時間は1日8時間・週40時間、年次有給休暇は6か月勤務・8割出勤で10日、解雇予告は30日前、相続放棄は知った時から3か月。数字を問う出題が多く、ここが失点源になりやすい論点です。
- 「連帯」か、誰に対してかで結論が反転する。普通の保証人が持つ催告・検索の抗弁は、連帯保証人にはありません(民法454条)。債権譲渡も、主張する相手が債務者本人なら通知・承諾で足り、第三者には確定日付のある証書が要ります(同467条)。
出題分野の内訳(本サイト収録問題ベース)
「民法」と「会社法」の2分野で、収録問題の約70%を占めます。まずはこの2分野から始めるのが近道です。
分野ごとの収録問題数の割合です。本サイトに収録した問題の構成比であり、公式の出題比率とは異なる場合があります。
- 民法263問・57%
- 会社法57問・12%
- 労働法53問・12%
- 消費者関連法26問・6%
- 個人情報保護法12問・3%
- 景品表示法6問・1%
- 民事訴訟法6問・1%
- 独占禁止法5問・1%
- 著作権法5問・1%
- 特許法4問・1%
- その他(16分野)23問・5%