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情報管理系資格の受験順

個人情報保護士と情報セキュリティマネジメント試験はどちらを先に受けるか(範囲の重なり・試験方式・受験料・合格基準)

個人情報保護士は個人情報保護法を軸に取扱いと安全管理を問う民間資格、情報セキュリティマネジメント試験は部門の情報セキュリティ対策を担う人の基本スキルを認定する国家試験(IPA)です。個人情報の安全管理という共通点があるため、総務・情報システム・コンプライアンスの担当者が両方を検討します。公式情報で試験方式、受験料、合格基準を並べ、どちらを先に受けるかの判断材料を整理します(確認日:2026年10月9日)。

試験方式と受験料の違い

個人情報保護士

実施は一般財団法人 全日本情報学習振興協会。第85回は2026年12月13日(日)10時から12時45分、申込締切は2026年10月29日です。課題Ⅰと課題Ⅱが各50問、合計100問を150分で解きます。受験料は一般11,000円(税込)、学割8,800円(税込)です。

情報セキュリティマネジメント試験

実施はIPA(情報処理推進機構)。CBT方式で随時実施され、試験時間は120分、科目Aと科目Bの合計60問です。受験手数料は7,500円(消費税込み)です。

個人情報保護士は開催日が決まっている試験、情報セキュリティマネジメント試験は準備ができた時期に申し込める試験です。

出題範囲の重なり

個人情報保護士

課題Ⅰは個人情報保護法の総説、個人情報取扱事業者の義務、仮名加工情報・匿名加工情報、行政機関等の取扱い、マイナンバー法までを編ごとに扱います。課題Ⅱは脅威と対策、組織的・人的セキュリティ、オフィスセキュリティ、情報システムセキュリティです。

情報セキュリティマネジメント試験

IPAは、情報システムの利用部門で情報セキュリティリーダーとして、対策の運用や評価・改善に貢献する人を対象者像としています。シラバスの用語例には、情報セキュリティ方針、ISMS、不正アクセス禁止法、個人情報保護法などが挙がっています。

重なるのは、個人情報の安全管理措置と、組織的・人的・技術的なセキュリティ対策です。個人情報保護士は法律の条文と制度に比重があり、情報セキュリティマネジメント試験は管理の仕組みと対策の運用に比重があります。

合格基準と合格率の違い

個人情報保護士

課題Ⅰ・課題Ⅱのそれぞれで正答率70%以上が基準で、片方だけ高くても合格できません。ただし協会は、問題の難易度により調整し、正答率70%以下でも合格とする場合があると案内しています。協会は合格率を公表ページに載せていないため、本サイトでも合格率は示しません。

情報セキュリティマネジメント試験(令和7年度 70.0%)

IPAの統計で、令和7年度の合格率は70.0%でした。合格率は年度によって変動します。

どちらを先に受けるかの目安

個人情報保護士を先に受ける人

個人情報を扱う部署で、個人情報保護法の義務や漏えい時の対応を整理したい人。法律の全体像を先に固めると、情報セキュリティマネジメント試験の個人情報保護法の用語は復習で足ります。

情報セキュリティマネジメント試験を先に受ける人

部門の情報管理や社内規程の運用に関わる人。随時受験できるので、まず対策の運用と管理の考え方を押さえ、そのあとに個人情報保護法の制度を学ぶ順番も取れます。

個人情報保護士の位置づけはビジネス実務法務検定2級と個人情報保護士、情報セキュリティマネジメント試験と知財の組み合わせは知的財産管理技能検定と情報セキュリティマネジメント試験の記事で整理しています。

よくある質問

  • 個人情報保護士の試験範囲に、情報セキュリティは含まれますか?
    含まれます。全日本情報学習振興協会の案内では、課題Ⅰが「個人情報保護法とマイナンバー法の理解」、課題Ⅱが「個人情報保護の対策と情報セキュリティ」です。課題Ⅱには、脅威と対策、組織的・人的セキュリティ、オフィスセキュリティ、情報システムセキュリティが並びます。
  • 情報セキュリティマネジメント試験に、個人情報保護法は出ますか?
    IPAが公表するシラバス Ver.4.1の用語例に、個人情報保護法として、個人情報取扱事業者、安全管理措置、要配慮個人情報、マイナンバー法などが載っています。ただし、試験の中心は情報セキュリティの管理と運用で、個人情報保護法の条文を網羅的に問う試験ではありません。
  • どちらも受験資格はありますか?
    IPAの情報セキュリティマネジメント試験のページには、受験資格の制限は載っていません。個人情報保護士のほうは、協会の案内ページで受験資格の記載を確認できなかったため、申込前に協会の最新の案内で確かめてください。

出典