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税理士試験の直前期

税理士試験 直前期の簿記論・財務諸表論の勉強法(理論と計算の回し方)

税理士試験の簿記論と財務諸表論は、どちらも2時間・満点の60%が合格基準です。直前期の時間を理論と計算にどう配るかの目安を、国税庁が公表した第75回の大問の構成と科目別の合格率に合わせて示します。週ごとの配分は本サイトの編集上の目安で、試験日・合格基準・配点・合格率は国税庁の公表資料に基づきます(確認日:2026年10月13日)。本サイトの練習問題は税法科目の条文論点が中心で、簿記論・財務諸表論の問題は収録していません。

直前期の前提:満点の60%と大問の構成

合格基準点は各科目とも満点の60パーセントで、人数で合否が決まる仕組みではありません。国税庁が公表した第75回の出題のポイントでは、簿記論と財務諸表論はいずれも次の構成でした。

第一問:25点

簿記論は、純資産項目を生じさせる取引など一連の取引の仕訳と、推定箇所を含む問題でした。財務諸表論は、討議資料や会計基準の空欄補充・記述が中心でした。

第二問:25点

簿記論は、事業分離・企業結合とストック・オプションの会計処理でした。財務諸表論は、退職給付とソフトウェアの会計で、設例を使った計算と理由の記述が組み合わされました。

第三問:50点

簿記論は、決算整理を含む総合問題で、一連の簿記処理の理解度と計算技術を問う内容でした。財務諸表論は、決算整理仕訳を反映して貸借対照表・損益計算書を作成し、株主資本等変動計算書の一部を埋める問題でした。

第三問が2科目とも半分の50点を占めるため、直前期でも最後の総合問題を時間内に解き切る練習を外せません。そのうえで、第一問・第二問は、会計基準の用語と処理の理由を説明できるかが問われています。

合格率の実績:科目で年度ごとの動きが大きい

国税庁の科目別の結果では、第75回の簿記論は受験者18,466人・合格者2,058人で合格率11.1%、財務諸表論は受験者15,629人・合格者4,980人で31.9%でした。前回の第74回は、簿記論が17.4%、財務諸表論が8.0%です。2科目で合格率の高低が入れ替わっており、直前期は過去の合格率より、自分の得点が60%を安定して超えるかを見ます。

直前2か月の過ごし方

2か月前:直近の問題を2時間で解いて、現在地を測る

国税庁が公開している直近の簿記論と財務諸表論の問題を、本番どおりの2時間で解きます。大問ごとの得点を記録し、60%に届かない大問を特定します。

簿記論:計算の速さと、仕訳の理由の説明を両立する

第三問の総合問題は、解く順序と時間配分を固定して反復します。第一問・第二問の仕訳は、前の処理と矛盾しないかを意識して間違えた原因を分類します。

財務諸表論:理論は書いて確かめる

会計基準の用語と処理の理由は、読んで覚えるだけでは空欄補充や記述で書けません。討議資料や会計基準の条文の言い回しを、見ずに書いて照らし合わせ、書けなかった語を一覧にして繰り返します。

1か月前から:2科目を続けて解く練習に切り替える

本番は、簿記論の後に昼を挟んで財務諸表論が続く日程です。2時間の問題を続けて解き、2科目目の集中力が落ちない時間の使い方と、休憩中の食事・見直しの手順を決めておきます。

最終週:間違いの記録と、基準日の確認

新しい論点は追わず、間違いの記録だけを見直します。第76回の公告では、解答に適用する法令等は令和8年4月3日現在施行のものとされていました。次に受験する回の基準日は、その回の公告で確認します。

過去問の回し方

国税庁は、試験問題・答案用紙・正誤表と出題のポイントを年度ごとに公表しています。1回目は点数を測るために時間を計って解き、2回目以降は間違えた大問だけを日をあけて解き直します。出題のポイントには、各大問で何を問うつもりかが書かれているので、解いた後に答案と照らして、自分の理解が足りなかった点を確認します。会計基準は改正されるため、年度の古い問題は現在の基準で処理が変わっていないかを確かめながら使います。解いた記録と間違えた論点は、無料の登録をしておくと学習記録として預かれます。

よくある質問

  • 簿記論と財務諸表論は、試験の同じ日に受けますか?
    国税庁の公告では、令和8年度(第76回)は8月4日(火)に、午前9時から11時まで簿記論、午後0時30分から2時30分まで財務諸表論を実施する日程でした。いずれも2時間で、同じ日に2科目を続けて受ける形です。次回以降の日程は、国税庁の試験公告で確認してください。
  • 税理士試験の合格点はいくつですか?
    国税庁の試験概要では、合格基準点は各科目とも満点の60パーセントです。科目合格制で、合格科目が会計学2科目(簿記論・財務諸表論)と税法3科目の合計5科目に達したときに合格者となります。1科目ずつ受験することもできます。
  • 簿記論と財務諸表論の合格率はどれくらいですか?
    国税庁の第75回の科目別結果では、簿記論は受験者18,466人・合格者2,058人で合格率11.1%、財務諸表論は受験者15,629人・合格者4,980人で合格率31.9%でした。前回の第74回は簿記論17.4%、財務諸表論8.0%で、年度によって大きく動きます。
  • 国税庁は配点や出題の意図を公表していますか?
    出題のポイントとして、科目ごとに大問の配点と出題の趣旨を公表しています。第75回の簿記論と財務諸表論は、ともに第一問25点・第二問25点・第三問50点の構成でした。

次に知りたいこと

出典