FP技能検定の選び方
FP技能検定は3級と2級のどちらから受けるか(受検資格・出題数・受検手数料・合格率)
FP技能検定は国家検定で、3級と2級では受検資格、試験時間、受検手数料、合格率が異なります。日本FP協会が公表している試験要綱と取得者数のデータをもとに、どちらから受けるかを決めるための違いを並べます(確認日:2026年10月9日。金融財政事情研究会が実施する試験は対象外で、同会の案内で確かめてください)。
受検資格の違い
3級は、FP業務に従事している人または従事しようとしている人が対象で、実務経験は求められません。2級は、3級の合格者、FP業務に2年以上の実務経験がある人、AFP認定研修の修了者、金融渉外技能審査3級の合格者のいずれかが対象です。つまり、3級を受けずに2級から受けることもできます。
試験時間・出題数・合格基準・受検手数料
3級
学科は90分・60問の多肢選択式、実技は60分・20問です。合格基準は学科が60点満点中36点以上、実技が100点満点中60点以上です。受検手数料は学科4,000円、実技4,000円(同時申込8,000円、いずれも非課税)です。
2級
学科は120分・60問の多肢選択式、実技は90分・40問(多肢選択式と記述式)です。合格基準は学科が60点満点中36点以上、実技が100点満点中60点以上です。受検手数料は学科5,700円、実技6,000円(同時申込11,700円、いずれも非課税)です。
試験はCBT方式で、休止期間を除きテストセンターの空いている日時から選べます。2回目以降の受検日は、受検済みの試験の合格発表日の翌日以後になります。事務手数料などは別にかかります。本サイトは学科試験のうち法律分野の問題を扱い、実技試験と計算問題は対象外です。
直近の合格率(2026年4月〜8月・日本FP協会実施の学科)
3級の学科は受検者41,352人・合格者35,658人で合格率86.23%、2級の学科は受検者24,773人・合格者12,476人で合格率50.36%です。実技は3級が83.29%、2級が56.73%でした。学科の合格率は、2級が3級より約36ポイント低くなっています。期間によって変動し、金融財政事情研究会の実施分は含みません。
どちらから受けるかの目安
3級から受ける人
FPの学習が初めてで、相続・保険・税金・年金などの基本を一通りつかみたい場合。2級の受検資格(実務経験・AFP認定研修の修了など)を満たしていない場合も、3級に合格すれば2級を受けられます。
2級から受けられる人
FP業務に2年以上携わっている、またはAFP認定研修を修了しているなど、2級の受検資格を満たす場合。3級を経由する必要はありません。2級は合格率が下がるので、3級の問題で基本の定着を確かめてから決めると安全です。
FP技能検定の先にあるCFP資格審査試験との関係は、FP技能検定とCFP資格審査試験の違いで整理しています。不動産の資格との受験順は、宅建とFP技能検定2級はどちらを先に受けるかで比べられます。
よくある質問
- 2級FP技能検定は、3級に合格していなくても受けられますか?
受けられる場合があります。日本FP協会の試験要綱では、2級の受検資格は「3級FP技能検定の合格者」「申込時点でFP業務に2年以上の実務経験がある者」「日本FP協会認定のAFP認定研修の修了者」「金融渉外技能審査3級の合格者」のいずれか1つ以上です。実務経験は自己申告で、自分の経験が認められるかの問い合わせには回答してもらえないと案内されています。 - 3級と2級で、学科試験の合格基準は違いますか?
合格基準は同じで、どちらも60点満点中36点以上です。違うのは試験時間で、3級が90分、2級が120分です。問題数はどちらも60問の多肢選択式です。 - 学科と実技は同時に受けなければなりませんか?
いいえ。日本FP協会の試験要綱では、学科試験と実技試験は別々に予約して受検でき、FP技能士になるには両方の合格が必要です。一部合格した試験は、合格した試験実施日の翌々年度末まで免除されます。本サイトが扱うのは学科試験の法律分野で、実技試験は対象外です。
出典
- 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」(確認日:2026年10月9日)
- 日本FP協会「FP技能士の取得者数及び試験結果データ」(確認日:2026年10月9日)