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不動産と金融の受験順

宅建とFP技能検定2級はどちらを先に受けるか(試験時期・受験資格・合格率・不動産分野の重なり)

宅建は不動産の売買・賃貸の取引に関わる国家資格、FP技能検定2級は家計と資産の設計全般を扱う国家検定です。不動産の分野は両方に出ますが、試験の受け方と範囲の広さが違います。公式情報をもとに、受験順を決める材料を整理します(確認日:2026年10月9日)。

試験の基本情報の違い

宅建

実施は不動産適正取引推進機構。毎年1回、10月の第3日曜日(令和8年は10月18日)の13時から15時までの2時間。50問の四肢択一式で、受験手数料は8,200円(非課税)です。受験資格は、日本国内に居住する人なら年齢や学歴に関係なく誰でも受験できます。

FP技能検定2級

実施は日本FP協会。学科試験は120分・60問の多肢選択式で、実技試験は90分・40問(多肢選択式及び記述式)。学科・実技ともCBT方式で、休止期間を除きテストセンターの空いている日時から選べます。FP技能士になるには学科と実技の両方の合格が必要で、一部合格の免除には期限があります。

FP2級の受検資格と手数料は、FP技能検定は3級と2級のどちらから受けるかに詳しくまとめています。

合格基準と合格率の違い

宅建(令和7年度 18.7%)

受験者245,462人に対し合格者45,821人。合格基準点は50問中33点でした(登録講習修了者は45問中28点)。基準点は年度によって変わり、令和6年度は50問中37点でした。

FP技能検定2級(2026年4月〜8月の学科 50.36%)

日本FP協会実施の学科は受検者24,773人・合格者12,476人で合格率50.36%、実技は21,286人・12,076人で56.73%です。合格基準は学科が60点満点中36点以上、実技が100点満点中60点以上です。

合格率は集計の期間や方式が違うため、数字をそのまま比べても難易度の差にはなりません。宅建は年1回の受験者全体、FP2級は半年ごとのCBT受検者全体の数字です。

不動産分野の重なり

宅建の試験内容は、土地及び建物の権利に関する法令、法令上の制限、税に関する法令、宅建業法及び関係法令などです(不動産適正取引推進機構)。FP2級の学科には「不動産」の分野があり、不動産の見方、不動産の取引、不動産に関する法令上の規制などが並びます(日本FP協会の試験範囲)。不動産の取引や法令上の規制は、両方に共通して出る領域です。一方、FP2級はライフプランニング、タックスプランニング、相続・事業承継などの分野も含むので、宅建より範囲が広くなります。

どちらを先に受けるかの目安

宅建を先に受ける人

不動産会社への就職や転職を控えている、または不動産の売買・賃貸の仲介を仕事にしたい人。受験機会は年1回なので、10月の試験日から逆算して準備する計画が合います。宅建で固めた不動産の取引や法令上の制限の知識は、FP2級の不動産の分野にも使えます。

FP2級を先に受ける人

家計、保険、年金、相続、投資まで幅広く相談を受ける仕事をしたい人。CBT方式で受検日を選べるので、宅建の試験日の前後など、自分の準備に合わせて予約できます。受検資格を満たしているかを先に確認してください(3級合格、2年以上の実務経験、AFP認定研修の修了などのいずれか)。

宅建の次に学ぶ資格の選択肢は、宅建と賃貸不動産経営管理士や宅建を起点に行政書士・マンション管理士へ広げる学習順でも比べられます。

よくある質問

  • FP2級を受けるのに、宅建の合格は必要ですか?
    必要ありません。日本FP協会の試験要綱では、2級の受検資格は「3級FP技能検定の合格者」「申込時点でFP業務に2年以上の実務経験がある者」「日本FP協会認定のAFP認定研修の修了者」「金融渉外技能審査3級の合格者」のいずれかで、宅建の合格は条件に入っていません。宅建のほうは、日本国内に居住していれば年齢や学歴に関係なく誰でも受験できます。
  • 宅建とFP2級で、出題範囲は重なりますか?
    不動産の分野で重なります。FP2級の学科試験には「不動産」の分野があり、不動産の見方、不動産の取引、不動産に関する法令上の規制、税金などが並びます。宅建も、土地建物の権利関係、法令上の制限、税、宅建業法などを問います。ただしFP2級は不動産のほかに、ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、相続・事業承継にも広がります。
  • 試験の受け方で大きく違う点は何ですか?
    宅建は毎年1回、10月の第3日曜日に行う筆記試験です。FP技能検定は、学科・実技ともCBT方式で、休止期間を除き、テストセンターの空いている日時から選べます。宅建は試験日に合わせて準備する試験、FP2級は自分の準備が整った時点で予約する試験という違いがあります。

出典