通関士試験の直前期
通関士試験の直前8週間チェックリスト(週ごとの配分と過去問の回し方)
通関士試験は年1回、10月上旬の日曜日に行われます。試験日から逆算した最後の8週間を、合格基準と配点に合わせて配分する目安を示します。週ごとの配分は本サイトの編集上の目安で、試験の日程・科目・合格基準・配点は税関の公表資料に基づきます(確認日:2026年10月13日)。
直前期の前提:3科目すべてで満点の60%以上
試験科目は、通関業法、関税法・関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(関税法等)、通関書類の作成要領その他通関手続の実務(通関実務)の3つです。第59回の合格基準は3科目とも満点の60%以上でした。
通関業法
第59回は45点満点(20問)。60%は27点です。
関税法等
第59回は60点満点(30問)。60%は36点です。
通関実務
第59回は45点満点(17問)。60%は27点です。
1科目でも基準に届かなければ不合格のため、直前期は得点を伸ばすより、基準を割りそうな科目をなくすことを先に考えます。
試験日までの週ごとの過ごし方
8〜7週前:現在地を測る
公式サイトで公開されている直近の過去問を1回分、時間を決めて解き、科目ごとの得点を60%のラインと並べます。解く前に範囲を復習し直さず、いまの実力で測ることが目的です。
6〜5週前:基準に届かない科目を先に埋める
ラインを割った科目の間違いを、条文・用語・計算手順のどれが原因かに分けて直します。関税法等は問題数が多く配点が最大なので、条文の見落としを減らす作業に時間を割きます。
4〜3週前:通関実務の計算と書類を固める
通関実務は計算式と書類の読み取りが中心で、練習量が点に直結します。同じ型の問題を解き直し、途中式を書く習慣をつけます。
2週前:本番形式で通して解く
3科目を試験と同じ順序・時間配分で通しで解き、各科目が60%のラインを超えるかを確かめます。時間切れになる科目があれば、解く順序を変えて対処します。
最終週:新しい範囲に手を出さない
間違えた問題だけを見直し、受験票・会場・持ち物・試験の開始時刻を受験票と試験会場の案内で確認します。
過去問の回し方
税関は、第57回〜第59回の試験問題と、各科目の配点・正答を公式サイトで公開しています。1回目は得点を測るために解き、2回目以降は間違えた問題だけを日をあけて解き直します。選択肢ごとに「どの条文・どの定義で正誤が決まるか」を説明できるまで戻ると、言い換えられた問題にも対応しやすくなります。解いた問題と間違えた論点は、無料の登録をしておくと学習記録として預かれます。
合格率の実績
税関の発表では、第59回は受験者6,322人・合格者954人で合格率15.1%、第58回は12.4%でした。合格基準を満たせば人数に関係なく合格するため、直前期は他の受験者との比較より、自分の3科目のラインを見ることが基本です。
よくある質問
- 通関士試験は、1科目でも基準に届かないと不合格ですか?
税関が公表した第59回の合格基準は、通関業法・関税法等・通関実務の3科目とも満点の60%以上です。合計点で決まる試験ではないため、得意科目で苦手科目を補うことはできません。 - 第59回の合格率はどれくらいでしたか?
税関の発表では、受験者6,322人・合格者954人で合格率15.1%でした。全科目を受験した人に限ると、受験者5,584人・合格者777人で13.9%です。第58回は全体で12.4%でした。 - 次の通関士試験の日程はいつ分かりますか?
税関が毎年7月1日ごろに試験公告を出しています。第59回は令和7年10月5日、第60回は令和8年10月4日のいずれも日曜日に実施されました。次回の日付は、税関の通関士試験のページで公告を確認してください。
次に知りたいこと
出典
- 税関「通関士試験」(確認日:2026年10月13日)
- 税関「第60回通関士試験(令和8年)」(確認日:2026年10月13日)
- 税関「第59回通関士試験の結果について」(確認日:2026年10月13日)
- 税関「第59回通関士試験 各試験科目における正答及び配点」(確認日:2026年10月13日)