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憲法・第14

憲法(人権・統治復習)の問題(15問)

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この章で確認する論点

14章では、行政書士 憲法② 表現の自由・行政書士 憲法② 個人の尊重と幸福追求権・行政書士 憲法② 信教の自由と国の宗教的活動の禁止・行政書士 憲法② 内閣の総辞職・行政書士 憲法② 法の下の平等を中心に15問を収録しています。正解番号だけでなく、選択肢ごとの根拠と誤りの理由まで確認します。

この章で扱う条文

収録問題の解説が根拠として引用している条文の一覧です。リンク先はe-Gov法令検索の原文(解説内では該当箇所を逐語引用しています)。

日本国憲法13条14条20条21条22条23条25条29条31条41条65条68条69条70条76条81条84条92条94条96条

問題と解説を読む15問・答え付き

答え・解説つきで15問を読めます。自分で解いて試すには、上の「この章を解く」からどうぞ。

e-Gov逐語照合済み2026年6月時点の法令に準拠
1行政書士 憲法② 表現の自由

表現の自由に関する日本国憲法の定めについて、次のア・イの記述の正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
  • 検閲は、これをしてはならない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)

正しい
21条1項

日本国憲法第21条一切の表現の自由は、これを保障するe-Gov原文

正しい
21条2項

日本国憲法第21条検閲は、これをしてはならないe-Gov原文

ひっかけ検閲の禁止は『絶対的』。公共の福祉による例外も認められない。

解説21条は、集会・結社・言論・出版その他一切の表現の自由を保障し(1項)、検閲の禁止・通信の秘密の保護を定める(2項)。判例上、検閲は行政権が主体となって表現物を網羅的・一般的に発表前に審査し不適当なものの発表を禁止することをいい、絶対的に禁止される。

補足表現の自由の制約には、より厳格な審査基準が用いられると解されている。

2行政書士 憲法② 個人の尊重と幸福追求権

個人の尊重に関する日本国憲法の定めについて、次のア・イの記述の正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • すべて国民は、個人として尊重される。
  • 生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、国政の上で最大の尊重を必要とする。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)

正しい
13条前段

日本国憲法第13条すべて国民は、個人として尊重されるe-Gov原文

正しい
13条後段

日本国憲法第13条公共の福祉に反しない限りe-Gov原文

ひっかけ13条後段の幸福追求権は『新しい人権』の根拠規定。

解説13条は、個人の尊重(前段)と幸福追求権(後段)を定める。幸福追求権は、14条以下の個別人権を包括する一般的・補充的な権利と解され、プライバシー権・自己決定権など『新しい人権』の根拠とされる。公共の福祉による制約に服する。

補足判例はプライバシー権(肖像権を含む)を13条を根拠に認めている。

3行政書士 憲法② 信教の自由と国の宗教的活動の禁止

日本国憲法上の信教の自由及び政教分離に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
  • 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)

正しい
信教の自由は広く保障される

日本国憲法第20条信教の自由は、何人に対してもこれを保障するe-Gov原文

正しい
政教分離により国は宗教的活動をしてはならない

日本国憲法第20条国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならないe-Gov原文

ひっかけ信教の自由+政教分離。国は宗教教育その他の宗教的活動が禁止。

解説信教の自由(20条)は、信仰の自由・宗教的行為の自由・宗教的結社の自由を保障する。あわせて政教分離原則を定め、宗教団体の特権付与の禁止(20条1項後段)、宗教的活動の強制の禁止(同2項)、国及びその機関の宗教的活動の禁止(同3項)を規定する。

補足政教分離の判断には、目的・効果基準等が判例上用いられる。

4行政書士 憲法② 内閣の総辞職

日本国憲法上の内閣の総辞職に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決したときは、10日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。
  • 内閣総理大臣が欠けたとき、又は衆議院議員総選挙の後に初めて国会の召集があったときは、内閣は、総辞職をしなければならない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)

正しい
解散か総辞職かを選ぶ

日本国憲法第69条十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならないe-Gov原文

正しい
総理の不在等で内閣は総辞職する

日本国憲法第70条内閣総理大臣が欠けたとき、又は衆議院議員総選挙の後に初めて国会の召集があつたときは、内閣は、総辞職をしなければならないe-Gov原文

ひっかけ総辞職は『不信任で解散せず』『総理が欠ける』『総選挙後の初国会』。

解説内閣が総辞職をしなければならない場合は、①衆議院の不信任決議(信任決議の否決)後10日以内に解散しないとき(69条)、②内閣総理大臣が欠けたとき、③衆議院議員総選挙後に初めて国会の召集があったとき(70条)。総辞職後も新内閣総理大臣が任命されるまで職務を行う(71条)。

補足内閣不信任決議権は衆議院のみが有する(参議院の問責決議に法的拘束力はない)。

5行政書士 憲法② 法の下の平等

日本国憲法が定める法の下の平等について、次のア・イの記述の正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
  • 栄典の授与は、それを受けた者及びその子孫に対して、特権を伴うものとされている。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)

正しい
14条1項の平等原則

日本国憲法第14条法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地によりe-Gov原文

誤り
子孫に特権が及ぶとするのは誤り

日本国憲法第14条いかなる特権も伴はないe-Gov原文

ひっかけ栄典に特権は伴わない。世襲的特権は憲法上認められない。

解説14条1項は法の下の平等を定め、人種・信条・性別・社会的身分・門地による差別を禁止する(判例上この列挙は例示)。貴族制度は認められず(同2項)、栄典の授与はいかなる特権も伴わず一代限り(同3項)。平等は『合理的区別』を許す相対的平等と解されている。

補足14条1項後段の列挙事由は限定列挙ではなく例示と解されている。

6行政書士 憲法② 国会と行政権

国会及び内閣に関する日本国憲法の定めについて、次のア・イの記述の正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。
  • 行政権は、内閣総理大臣に属する。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)

正しい
41条

日本国憲法第41条国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関であるe-Gov原文

誤り
内閣総理大臣に属するとするのは誤り

日本国憲法第65条行政権は、内閣に属するe-Gov原文

ひっかけ行政権の主体は『内閣』(合議体)。総理大臣個人ではない。

解説41条は国会を『国権の最高機関』かつ『唯一の立法機関』とする(最高機関は政治的美称と解する説が有力)。65条は行政権を合議体である『内閣』に帰属させる。内閣総理大臣は内閣の首長として国務大臣を任免するが、行政権そのものは内閣に属する。

補足唯一の立法機関=国会中心立法の原則・国会単独立法の原則を含む。

7行政書士 憲法② 居住移転・職業選択の自由と国籍離脱の自由

日本国憲法上の居住移転・職業選択の自由等に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
  • 何人も、外国に移住する自由を有するが、日本の国籍を離脱する自由については、憲法上保障されていない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)

正しい
経済的自由は公共の福祉による制約に服する

日本国憲法第22条公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有するe-Gov原文

誤り
国籍離脱の自由も22条2項で保障

日本国憲法第22条外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されないe-Gov原文

ひっかけ22条は『居住移転職業選択』+『外国移住・国籍離脱』。国籍離脱も保障。

解説22条は経済的自由を定める。1項は居住・移転・職業選択の自由を『公共の福祉に反しない限り』保障し(精神的自由より広い規制が許容される)、2項は外国移住の自由と国籍離脱の自由を保障する。なお国籍離脱の自由は無国籍になる自由までは含まない。

補足職業選択の自由には、選択した職業を遂行する営業の自由も含まれる。

8行政書士 憲法② 租税法律主義と地方自治の本旨

日本国憲法上の租税法律主義及び地方自治に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする。
  • 地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基づいて、各地方公共団体の条例でこれを定める。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)

正しい
課税には法律の根拠が必要(租税法律主義)

日本国憲法第84条あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とするe-Gov原文

誤り
組織運営は法律事項(条例ではない)

日本国憲法第92条地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定めるe-Gov原文

ひっかけ課税は『法律』。地方公共団体の組織運営も『法律(地方自治法)』で定める。

解説租税法律主義(84条)は、課税には国民の代表である国会の定める法律の根拠が必要とする原則。地方自治の本旨(92条)は、地方公共団体の組織・運営を法律(地方自治法)で定めるとし、住民自治・団体自治の保障を要請する。地方自治法はこの92条を受けた法律。

補足地方税は、地方税法という法律の枠内で、各地方公共団体が条例で定める。

9行政書士 憲法② 財産権

財産権に関する日本国憲法の定めについて、次のア・イの記述の正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 財産権の内容は、公共の福祉に適合するように、政令でこれを定める。
  • 私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用いることができる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)

誤り
「政令」とするのは誤り(法律)

日本国憲法第29条公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定めるe-Gov原文

正しい
正当補償の下の公用収用

日本国憲法第29条正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができるe-Gov原文

ひっかけ財産権の内容は『法律』で定める。政令への全面委任はできない。

解説29条は、財産権の不可侵(1項)、財産権の内容は公共の福祉に適合するよう『法律』で定めること(2項)、私有財産の正当な補償の下での公共のための使用(3項、損失補償)を定める。法律事項である点と、補償の要否・程度(完全補償か相当補償か)が論点。

補足損失補償の規定を欠く法律でも、29条3項を直接根拠に補償を請求しうると解されている。

10行政書士 憲法② 司法権と裁判官の独立

司法権に関する日本国憲法の定めについて、次のア・イの記述の正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 特別裁判所は、法律で定めれば、これを設置することができる。
  • すべて裁判官は、その良心に従い独立してその職権を行い、この憲法及び法律にのみ拘束される。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)

誤り
法律で設置可とするのは誤り

日本国憲法第76条特別裁判所は、これを設置することができないe-Gov原文

正しい
裁判官の独立

日本国憲法第76条その良心に従ひ独立してその職権を行ひe-Gov原文

ひっかけ特別裁判所は『設置できない』。家庭裁判所は特別裁判所ではない。

解説76条は、司法権を最高裁判所と下級裁判所に帰属させ(1項)、特別裁判所の設置禁止・行政機関の終審裁判の禁止(2項)、裁判官の職権の独立(3項)を定める。家庭裁判所は特別裁判所ではない(通常裁判所の系列)。裁判官は身分保障により独立を支えられる。

補足行政機関は前審としてなら裁判(審判)を行えるが、終審としては行えない。

11行政書士 憲法② 学問の自由と違憲審査権の終審性

日本国憲法上の学問の自由及び違憲審査権に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所は、最高裁判所及び高等裁判所である。
  • 学問の自由は、これを保障する。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)

誤り
終審は最高裁のみ(高裁ではない)

日本国憲法第81条最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所であるe-Gov原文

正しい
学問の自由は23条で保障

日本国憲法第23条学問の自由は、これを保障するe-Gov原文

ひっかけ違憲審査の終審は『最高裁』のみ。学問の自由は大学の自治も含む。

解説違憲審査権(81条)は、最高裁判所を『終審』裁判所とする。下級裁判所も具体的事件で違憲審査をなしうるが(判例)、最終的な判断権は最高裁にある。学問の自由(23条)は、研究・発表・教授の自由と大学の自治を含む精神的自由。

補足違憲審査は具体的事件の解決に必要な限度で行う(付随的違憲審査制)。

12行政書士 憲法② 条例制定権と違憲審査の終審性

日本国憲法上の条例制定権及び違憲審査権に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、法律の範囲を超えても、独自に条例を制定することができる。
  • 最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)

誤り
条例は法律の範囲内でのみ制定できる

日本国憲法第94条法律の範囲内で条例を制定することができるe-Gov原文

正しい
最高裁は憲法の番人(終審)

日本国憲法第81条最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所であるe-Gov原文

ひっかけ条例は『法律の範囲内』。違憲審査の終審は『最高裁』。

解説条例制定権(94条)は、地方公共団体が『法律の範囲内で』条例を制定できるとする。法律と条例が矛盾抵触する場合の判断は、両者の趣旨・目的・内容・効果を比較して決する(判例)。違憲審査権(81条)の終審は最高裁判所。

補足法律より厳しい上乗せ条例・対象を広げる横出し条例も、一定の要件で適法とされうる。

13行政書士 憲法② 生存権と法定手続の保障

日本国憲法が保障する権利について、次のア・イの記述の正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 憲法25条が保障する生存権とは、すべて国民が健康で快適な最高水準の生活を営む権利である。
  • 何人も、法律の定める手続によらなくても、その生命若しくは自由を奪われることがある。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
「最高水準」は誤り(最低限度)

日本国憲法第25条健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するe-Gov原文

誤り
手続によらず奪われるとするのは誤り

日本国憲法第31条法律の定める手続によらなければe-Gov原文

ひっかけ生存権は『最低限度』の生活。31条は手続の法定+適正を要求。

解説25条1項は『健康で文化的な最低限度の生活』を営む権利(生存権)を保障し、その具体化は立法裁量に委ねられる(プログラム規定説・抽象的権利説等の対立)。31条は法定手続の保障を定め、手続の法定だけでなく手続・実体の適正まで要求すると解されている(適正手続)。

補足31条は刑事手続の規定だが、行政手続にも一定の保障が及ぶと解されている。

14行政書士 憲法② 憲法改正の手続

憲法改正の手続に関する日本国憲法の定めについて、次のア・イの記述の正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 憲法の改正は、各議院の出席議員の3分の2以上の賛成で、国会がこれを発議する。
  • 憲法改正について国民に提案してその承認を経るには、国民投票において有権者の3分の2以上の賛成を必要とする。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
「出席議員」は誤り(総議員)

日本国憲法第96条各議院の総議員の三分の二以上の賛成でe-Gov原文

誤り
「3分の2以上」は誤り(過半数)

日本国憲法第96条その過半数の賛成を必要とするe-Gov原文

ひっかけ発議は『総議員の3分の2』、国民の承認は『過半数』。数字を取り違えない。

解説憲法改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で国会が発議し、国民投票で過半数の賛成を得て承認される(96条1項)。承認を経れば天皇が国民の名で公布する(同2項)。発議は『総議員の3分の2』、承認は『過半数』という数字の区別が頻出。

補足通常の法律議決の定足数・表決数(出席議員の過半数)とも対比して覚える。

15行政書士 憲法② 内閣総理大臣の国務大臣任免権

日本国憲法上の内閣総理大臣の権限に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 内閣総理大臣は国務大臣を任命するが、国務大臣は、すべて国会議員の中から選ばれなければならない。
  • 内閣総理大臣が国務大臣を罷免するには、閣議の決定を経なければならない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
過半数が国会議員であればよい

日本国憲法第68条その過半数は、国会議員の中から選ばれなければならないe-Gov原文

誤り
罷免に閣議決定は不要

日本国憲法第68条内閣総理大臣は、任意に国務大臣を罷免することができるe-Gov原文

ひっかけ国務大臣は『過半数が国会議員』。罷免は総理が『任意に』できる。

解説内閣総理大臣は国務大臣を任命するが、その過半数が国会議員であればよい(68条1項。民間人も任命可)。また、内閣総理大臣は任意に(自由に)国務大臣を罷免できる(同2項。閣議決定は不要)。これにより総理大臣の首長としての地位が強化されている。

補足国務大臣の任免は天皇が認証する(7条5号)。

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