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宅地建物取引業法・第27

宅地建物取引業法(8種制限・手付金等保全⑨)の問題(15問)

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この章で確認する論点

27章では、損害賠償予定額の合算上限②・損害賠償予定超過部分の効力②・手付額の二割制限②・手付解除と現実提供②・履行着手後の手付解除②を中心に15問を収録しています。正解番号だけでなく、選択肢ごとの根拠と誤りの理由まで確認します。

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この章で扱う条文

収録問題の解説が根拠として引用している条文の一覧です。リンク先はe-Gov法令検索の原文(解説内では該当箇所を逐語引用しています)。

宅地建物取引業法38条39条40条41条41条の2

問題と解説を読む15問・答え付き

答え・解説つきで15問を読めます。自分で解いて試すには、上の「この章を解く」からどうぞ。

e-Gov逐語照合済み2026年7月時点の法令に準拠
1損害賠償予定額の合算上限②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 宅建業者が自ら売主となる売買契約で損害賠償額の予定又は違約金を定めるときは、合算額が代金額の十分の二を超えてはならない。
  • 損害賠償額の予定と違約金は、合算して代金額の十分の二を超える定めをしてはならない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:1(アー正、イー正)

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第38条これらを合算した額が代金の額の十分の二をこえることとなる定めをしてはならない。e-Gov原文

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第38条これらを合算した額が代金の額の十分の二をこえることとなる定めをしてはならない。e-Gov原文

ひっかけ損害賠償と違約金を別枠にしない。

解説38条は合算額で見る。

補足38条第1項を確認する。

2損害賠償予定超過部分の効力②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 38条に反する特約は、代金額の十分の二を超える部分について無効となる。
  • 38条に反する特約は、代金額の十分の二を超える部分について無効となる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:1(アー正、イー正)

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第38条前項の規定に反する特約は、代金の額の十分の二をこえる部分について、無効とする。e-Gov原文

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第38条代金の額の十分の二をこえる部分について、無効とする。e-Gov原文

ひっかけ上限超過を見たら全部無効と早合点しない。

解説無効範囲は全部か超過部分かを区別する。

補足38条第2項を確認する。

3手付額の二割制限②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 宅建業者は、自ら売主となる売買契約の締結に際して、代金額の十分の二を超える額の手付を受領できない。
  • 宅建業者が自ら売主となる売買契約では、手付の額は代金額の十分の二を超えられない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第39条代金の額の十分の二を超える額の手付を受領することができない。e-Gov原文

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第39条代金の額の十分の二を超える額の手付を受領することができない。e-Gov原文

ひっかけ買主承諾で上限を外せるとは考えない。

解説手付の額は自ら売主の8種制限として押さえる。

補足39条第1項を確認する。

4手付解除と現実提供②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 宅建業者が自ら売主として手付を受領したとき、買主は手付を放棄し、宅建業者は倍額を現実に提供して契約解除できる。
  • 宅建業者側が手付解除をするには、手付の倍額を現実に提供する必要がある。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第39条買主はその手付を放棄して、当該宅地建物取引業者はその倍額を現実に提供して、契約の解除をすることができる。e-Gov原文

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第39条その倍額を現実に提供してe-Gov原文

ひっかけ業者側を単なる意思表示で済ませない。

解説手付解除は買主と業者で解除方法が違う。

補足39条第2項を確認する。

5履行着手後の手付解除②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 手付解除は、相手方が契約の履行に着手した後でも常にできる。
  • 39条第2項に反する特約で買主に不利なものは無効である。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)

誤り
常にできるとしている → 誤り

宅地建物取引業法第39条ただし、その相手方が契約の履行に着手した後は、この限りでない。e-Gov原文

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第39条前項の規定に反する特約で、買主に不利なものは、無効とする。e-Gov原文

ひっかけ解除権をいつまでも残すとは読まない。

解説手付解除は履行着手と不利特約無効をセットで確認する。

補足39条第2項・第3項を確認する。

6担保責任特約の二年以上例外②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 宅建業者が自ら売主となる売買では、契約不適合責任について、民法566条より買主に不利な特約を常に自由にできる。
  • 民法566条の期間について、目的物の引渡しの日から二年以上となる特約をする場合は、40条の例外となる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)

誤り
常に自由としている → 誤り

宅地建物取引業法第40条買主に不利となる特約をしてはならない。e-Gov原文

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第40条民法(明治二十九年法律第八十九号)第五百六十六条に規定する期間についてその目的物の引渡しの日から二年以上となる特約をする場合を除きe-Gov原文

ひっかけ任意規定として自由に短縮できるとは読まない。

解説40条は契約不適合責任の特約制限である。

補足40条第1項を確認する。

7担保責任制限違反の効力②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 40条に反する特約でも、代金額の十分の二を超える部分だけが無効になる。
  • 40条に反する特約は無効である。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)

誤り
38条と混同している → 誤り

宅地建物取引業法第40条前項の規定に反する特約は、無効とする。e-Gov原文

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第40条前項の規定に反する特約は、無効とする。e-Gov原文

ひっかけ38条の処理を40条に持ち込まない。

解説条文ごとに無効の範囲を分ける。

補足40条第2項を確認する。

8未完成物件の手付金等保全②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 未完成物件でも、保全措置を講じる前に手付金等を自由に受領できる。
  • 未完成物件の売買で宅建業者が自ら売主となる場合、原則として所定の保全措置後でなければ買主から手付金等を受領できない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)

誤り
自由受領としている → 誤り

宅地建物取引業法第41条措置を講じた後でなければ、買主から手付金等e-Gov原文

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第41条次の各号のいずれかに掲げる措置を講じた後でなければ、買主から手付金等e-Gov原文

ひっかけ受領後に整えればよいとはしない。

解説未完成物件の保全は受領前の措置が軸である。

補足41条第1項を確認する。

9未完成物件の手付金等定義②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 手付金等は、引渡し後に支払われる金銭だけをいう。
  • 41条の手付金等には、契約締結日前に支払われる金銭も当然に含まれる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
引渡し後だけとしている → 誤り

宅地建物取引業法第41条引渡し前に支払われるものをいう。e-Gov原文

誤り
契約締結日前を含めている → 誤り

宅地建物取引業法第41条契約の締結の日以後当該宅地又は建物の引渡し前に支払われるものをいう。e-Gov原文

ひっかけ引渡し後や契約前の金銭と混同しない。

解説手付金等の定義は時点で押さえる。

補足41条第1項を確認する。

10未完成物件の買主支払拒絶②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 41条の保全措置を講じない場合でも、買主は手付金等の支払を拒めない。
  • 保全措置がない場合でも、買主は手付金等の支払を拒めない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
拒めないとしている → 誤り

宅地建物取引業法第41条買主は、手付金等を支払わないことができる。e-Gov原文

誤り
拒めないとしている → 誤り

宅地建物取引業法第41条買主は、手付金等を支払わないことができる。e-Gov原文

ひっかけ違反でも支払義務だけ残るとはしない。

解説保全措置違反の効果は買主の支払拒絶まで確認する。

補足41条第4項を確認する。

11完成物件の手付金等保全②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 41条の2は、宅建業者が媒介する売買一般を対象とする。
  • 41条の2は、宅建業者が媒介する売買一般を対象とする。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
媒介一般としている → 誤り

宅地建物取引業法第41条の2自ら売主となる宅地又は建物の売買e-Gov原文

誤り
媒介一般としている → 誤り

宅地建物取引業法第41条の2自ら売主となる宅地又は建物の売買e-Gov原文

ひっかけ媒介業者の一般義務に広げない。

解説41条と41条の2は対象物件で分ける。

補足41条の2第1項を確認する。

12完成物件の一割例外②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 41条の2では、一定の場合、受領しようとする手付金等の額が代金額の十分の一以下であることがただし書の例外要素となる。
  • 41条の2のただし書では、代金額の十分の二以下であれば常に保全措置が不要となる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第41条の2手付金等の額(既に受領した手付金等があるときは、その額を加えた額)が代金の額の十分の一以下e-Gov原文

誤り
割合を二割にしている → 誤り

宅地建物取引業法第41条の2代金の額の十分の一以下e-Gov原文

ひっかけ39条の手付二割制限を持ち込まない。

解説未完成物件の五分、完成物件の一割を混同しない。

補足41条の2第1項ただし書を確認する。

13完成物件の寄託契約と質権設定②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 41条の2では、指定保管機関との手付金等寄託契約と、買主との質権設定契約等をいずれも講じる方式が定められている。
  • 41条の2の同項各号の措置は、どちらか一つだけ講じれば足りる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第41条の2次の各号に掲げる措置をいずれも講じた後でなければe-Gov原文

誤り
一つで足りるとしている → 誤り

宅地建物取引業法第41条の2いずれも講じた後でなければe-Gov原文

ひっかけ未完成物件の41条と同じ選択式だけで考えない。

解説41条の2は『いずれか』と『いずれも』を読み分ける。

補足41条の2第1項を確認する。

14完成物件の保管額要件②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 41条の2の手付金等寄託契約では、保管される金額が、既受領未保管分を加えた手付金等の額に相当する金額であることが要件となる。
  • 手付金等寄託契約では、保管額が手付金等の半額であれば足りる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第41条の2保管される金額が、宅地建物取引業者が受領しようとする手付金等の額(既に受領した手付金等で指定保管機関に保管されていないものがあるときは、その保管されていないものの額を加えた額)に相当する金額であること。e-Gov原文

誤り
相当額を半額にしている → 誤り

宅地建物取引業法第41条の2手付金等の額(既に受領した手付金等で指定保管機関に保管されていないものがあるときは、その保管されていないものの額を加えた額)に相当する金額e-Gov原文

ひっかけ一部だけ保管で足りるとは考えない。

解説完成物件の保全は、保管額の要件も問われる。

補足41条の2第2項第1号を確認する。

15完成物件の支払拒絶と金銭交付②

宅地建物取引業法に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。

  • 41条の2では、必要な措置や金銭交付がない場合、一定の場合を除き、買主は手付金等を支払わないことができる。
  • 41条の2の必要措置がない場合でも、買主は手付金等の支払を拒めない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:2(アー正、イー誤)

正しい
条文どおり → 正しい

宅地建物取引業法第41条の2金銭の交付をしないときは、買主は、手付金等を支払わないことができる。e-Gov原文

誤り
拒めないとしている → 誤り

宅地建物取引業法第41条の2買主は、手付金等を支払わないことができる。e-Gov原文

ひっかけ完成物件では拒絶できないとは読まない。

解説41条と41条の2はいずれも支払拒絶の効果がある。

補足41条の2第5項を確認する。

読み終えたら、解いて採点

この章の15問を、根拠条文つきで採点します。選択肢ごとの正誤を自分で判断してから答え合わせできます。

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