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民法・第72

民法(同時履行・危険負担・第三者契約㊿)の問題(15問)

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この章で確認する論点

72章では、同時履行抗弁の基本・同時履行抗弁と弁済期・同時履行抗弁の履行提供・双方無責の危険負担・債権者帰責の危険負担を中心に15問を収録しています。正解番号だけでなく、選択肢ごとの根拠と誤りの理由まで確認します。

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この章で扱う条文

収録問題の解説が根拠として引用している条文の一覧です。リンク先はe-Gov法令検索の原文(解説内では該当箇所を逐語引用しています)。

民法533条536条537条538条539条540条

問題と解説を読む15問・答え付き

答え・解説つきで15問を読めます。自分で解いて試すには、上の「この章を解く」からどうぞ。

e-Gov逐語照合済み2026年7月時点の法令に準拠
1同時履行抗弁の基本

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 双務契約の当事者の一方は、相手方が債務の履行を提供するまでは、自己の債務の履行を拒むことができる。
  • 同時履行の抗弁には、債務の履行に代わる損害賠償債務の履行も条文上含まれる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:1(アー正、イー正)

正しい
条文どおりである。

民法第533条本文相手方がその債務の履行(債務の履行に代わる損害賠償の債務の履行を含む。)を提供するまでは、自己の債務の履行を拒むことができる。e-Gov原文

正しい
条文どおりである。

民法第533条本文債務の履行に代わる損害賠償の債務の履行を含む。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

2同時履行抗弁と弁済期

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 相手方の債務が弁済期にないときは、同時履行の抗弁の原則は適用されない。
  • 相手方の債務が弁済期にないときは、同時履行の抗弁による履行拒絶は認められない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:1(アー正、イー正)

正しい
条文どおりである。

民法第533条ただし書相手方の債務が弁済期にないときは、この限りでない。e-Gov原文

正しい
条文どおりである。

民法第533条ただし書相手方の債務が弁済期にないときは、この限りでない。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

3同時履行抗弁の履行提供

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 相手方が債務の履行を提供した後でも、同時履行の抗弁により当然に履行を拒める。
  • 同時履行の抗弁は、相手方の履行提供まで自己の債務の履行を拒めるという形で定められている。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:3(アー誤、イー正)

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第533条本文相手方がその債務の履行(債務の履行に代わる損害賠償の債務の履行を含む。)を提供するまではe-Gov原文

正しい
条文どおりである。

民法第533条本文自己の債務の履行を拒むことができる。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

4双方無責の危険負担

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 当事者双方の責めに帰することができない事由で履行不能となったときでも、債権者は反対給付の履行を拒めない。
  • 双方無責の履行不能では、債権者は反対給付の履行を拒むことができない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第536条第1項債権者は、反対給付の履行を拒むことができる。e-Gov原文

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第536条第1項反対給付の履行を拒むことができる。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

5債権者帰責の危険負担

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 債権者の責めに帰すべき事由で履行不能となったときは、債権者は反対給付の履行を拒むことができない。
  • この場合、債務者が自己の債務を免れたことで利益を得たときは、これを債権者に償還しなければならない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)

正しい
条文どおりである。

民法第536条第2項債権者は、反対給付の履行を拒むことができない。e-Gov原文

正しい
条文どおりである。

民法第536条第2項後段自己の債務を免れたことによって利益を得たときは、これを債権者に償還しなければならない。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

6第三者給付請求権

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 第三者のためにする契約では、第三者は債務者に対して直接に給付を請求する権利を有する。
  • 第三者は、債務者に対して直接に給付を請求する権利を有しない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:2(アー正、イー誤)

正しい
条文どおりである。

民法第537条第1項その第三者は、債務者に対して直接にその給付を請求する権利を有する。e-Gov原文

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第537条第1項直接にその給付を請求する権利を有する。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

7第三者不存在と契約効力

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 第三者のためにする契約は、成立時に第三者が現に存しない場合には、その効力を妨げられる。
  • 第三者が特定していない場合でも、それだけで第三者のためにする契約の効力は妨げられない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:3(アー誤、イー正)

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第537条第2項第三者が現に存しない場合又は第三者が特定していない場合であっても、そのためにその効力を妨げられない。e-Gov原文

正しい
条文どおりである。

民法第537条第2項第三者が特定していない場合であっても、そのためにその効力を妨げられない。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

8第三者受益意思表示

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 第三者の権利は、第三者が債務者に対して契約利益を享受する意思を表示した時に発生する。
  • 第三者の権利発生には、第三者が債務者に対して契約利益を享受する意思を表示することが必要である。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:1(アー正、イー正)

正しい
条文どおりである。

民法第537条第3項第三者が債務者に対して同項の契約の利益を享受する意思を表示した時に発生する。e-Gov原文

正しい
条文どおりである。

民法第537条第3項意思を表示した時に発生する。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

9第三者権利発生後の変更消滅

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 第三者の権利が発生した後は、当事者はこれを変更し、又は消滅させることができない。
  • 第三者の権利発生後も、当事者は第三者に関係なく自由に変更又は消滅させることができる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:2(アー正、イー誤)

正しい
条文どおりである。

民法第538条第1項第三者の権利が発生した後は、当事者は、これを変更し、又は消滅させることができない。e-Gov原文

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第538条第1項これを変更し、又は消滅させることができない。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

10第三者契約の解除と承諾

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 第三者の権利発生後に債務者が第三者への債務を履行しない場合、相手方は第三者の承諾なしに契約を解除できる。
  • 第三者の権利発生後に債務者が第三者への債務を履行しない場合、契約の相手方が解除するには第三者の承諾を要する。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:3(アー誤、イー正)

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第538条第2項その第三者の承諾を得なければ、契約を解除することができない。e-Gov原文

正しい
条文どおりである。

民法第538条第2項その第三者の承諾を得なければ、契約を解除することができない。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

11第三者契約に基づく抗弁

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 債務者は、第三者のためにする契約に基づく抗弁をもって、利益を受ける第三者に対抗できる。
  • 債務者は、第三者のためにする契約に基づく抗弁を、利益を受ける第三者に対抗できない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)

正しい
条文どおりである。

民法第539条その契約の利益を受ける第三者に対抗することができる。e-Gov原文

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第539条抗弁をもって、その契約の利益を受ける第三者に対抗することができる。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

12解除権行使の方法

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 解除権を有するときでも、その解除は相手方に対する意思表示によってすることはできない。
  • 解除権の行使は、相手方への意思表示によらず、裁判上の請求によってのみする。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
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正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第540条第1項その解除は、相手方に対する意思表示によってする。e-Gov原文

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第540条第1項相手方に対する意思表示によってする。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

13解除意思表示の撤回不可

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 解除の意思表示は、撤回することができる。
  • 解除の意思表示は、相手方の同意がなくてもいつでも撤回できる。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:4(アー誤、イー誤)

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第540条第2項前項の意思表示は、撤回することができない。e-Gov原文

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第540条第2項撤回することができない。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

14危険負担利益償還

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 債権者帰責の履行不能で債務者が利益を得たときでも、債務者は債権者に償還する義務を負わない。
  • 債務者は、自己の債務を免れたことで利益を得たときは、これを債権者に償還しなければならない。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:3(アー誤、イー正)

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第536条第2項後段これを債権者に償還しなければならない。e-Gov原文

正しい
条文どおりである。

民法第536条第2項後段自己の債務を免れたことによって利益を得たときは、これを債権者に償還しなければならない。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

15第三者契約の不特定第三者

次のア・イの記述の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

  • 第三者が特定していない場合、第三者のためにする契約はその効力を妨げられない。
  • 第三者が現に存しない場合、第三者のためにする契約は常に無効である。
  1. アー正、イー正
  2. アー正、イー誤
  3. アー誤、イー正
  4. アー誤、イー誤
解答・解説を見る

正解:2(アー正、イー誤)

正しい
条文どおりである。

民法第537条第2項第三者が特定していない場合であっても、そのためにその効力を妨げられない。e-Gov原文

誤り
条文の要件又は効果と異なる。

民法第537条第2項第三者が現に存しない場合又は第三者が特定していない場合であっても、そのためにその効力を妨げられない。e-Gov原文

ひっかけ履行提供前、弁済期未到来、第三者の不存在・不特定、受益意思表示、解除意思表示の撤回不可を区別する。

解説同時履行の抗弁、危険負担、第三者のためにする契約、第三者の権利確定、解除権行使を整理する。

補足民法533条、536条から540条を確認する。

読み終えたら、解いて採点

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