問1機密性の定義(Confidentiality)公式・公的資料で確認済み
情報セキュリティの要素である「機密性」に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.機密性とは、情報にアクセスすることが認可されたものだけがアクセスできることを確実にすることであり、Confidentiality(コンフィデンシャリティ)の訳語である。
- イ.機密性とは、情報および処理方法の正確さおよび完全である状態を安全防護することであり、Integrity(インテグリティ)の訳語である。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「機密性」「情報にアクセスすることが認可されたものだけがアクセスできることを確実にすること」公式資料を確認
総務省 用語集「機密性」「Confidentiality(コンフィデンシャリティ)の訳語です」公式資料を確認
- イ.誤り
- 定義の取り違え(機密性⇄完全性)
総務省 用語集「完全性」「情報および処理方法の正確さおよび完全である状態を安全防護すること」公式資料を確認
ひっかけイの文は完全性(Integrity)の定義そのもの。機密性の名札をつけただけで中身が入れ替わっている。
解説機密性(Confidentiality)は、情報にアクセスすることが認可されたものだけがアクセスできることを確実にすること。総務省の用語集が逐語でこう定義しており、アはその訳語と定義をそのまま述べているので正しい。イは「情報および処理方法の正確さおよび完全である状態を安全防護すること/Integrity」と書くが、これは完全性の定義であって機密性ではない。機密性の説明の位置に、同じ三要素の一つである完全性の定義を入れ替えた文なので、イは誤り。よって正解はアー正・イー誤。
補足機密性・完全性・可用性は情報セキュリティの三要素(CIA)で、機密性が守るのは「誰がアクセスできるか」の側面。正確さや改ざん防止は完全性、必要なときに使えることは可用性が受け持つ。
問2完全性の定義(Integrity)公式・公的資料で確認済み
情報セキュリティの要素である「完全性」に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.完全性とは、認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできることを確実にすることであり、Availability(アベイラビリィティ)の訳語である。
- イ.完全性とは、情報および処理方法の正確さおよび完全である状態を安全防護することであり、Integrity(インテグリティ)の訳語である。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- 定義の取り違え(完全性⇄可用性)
総務省 用語集「可用性」「認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできることを確実にすること」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「完全性」「情報および処理方法の正確さおよび完全である状態を安全防護すること」公式資料を確認
総務省 用語集「完全性」「Integrity(インテグリティ)の訳語です」公式資料を確認
ひっかけアの文は可用性(Availability)の説明であり、完全性の定義ではない。
解説完全性(Integrity)の定義は、情報および処理方法の正確さおよび完全である状態を安全防護すること。総務省の用語集にこの文言と訳語がそのまま載っており、イはそれを正確になぞっているので正しい。アは「認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできることを確実にすること/Availability」と述べるが、これは可用性の定義であって完全性ではない。語と定義の組み合わせがずれており、アは誤り。正解はアー誤・イー正。
補足完全性が問題にするのは「中身が正しく、改ざんされていないか」。アクセスできるかどうかは可用性の領域で、両者は守る対象が別。
問3可用性の定義(Availability)公式・公的資料で確認済み
情報セキュリティの要素である「可用性」に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.可用性とは、認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできることを確実にすることであり、Availability(アベイラビリィティ)の訳語である。
- イ.情報セキュリティポリシーとは、情報の機密性や完全性、可用性を維持していくために規定する組織の方針や行動指針をまとめたものである。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「可用性」「認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできることを確実にすること」公式資料を確認
総務省 用語集「可用性」「Availability(アベイラビリィティ)の訳語です」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「情報セキュリティポリシー」「情報の機密性や完全性、可用性を維持していくために規定する組織の方針や行動指針をまとめたもの」公式資料を確認
ひっかけ可用性の定義も、ポリシーの定義も、どちらも用語集の文言とそろっている。崩す要素がない。
解説可用性(Availability)は、認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできることを確実にすること。総務省の用語集の定義どおりで、アは正しい。イの情報セキュリティポリシーも、同用語集が「情報の機密性や完全性、可用性を維持していくために規定する組織の方針や行動指針をまとめたもの」と定義しており、イはその文言に一致するため正しい。両肢とも用語集の逐語定義に沿うので、正解はアー正・イー正。
補足情報セキュリティポリシーは三要素(機密性・完全性・可用性)を維持するための上位の方針であり、個々の技術的対策ではなく組織の行動指針を指す。
問43要素の組み合わせ確認(可用性・完全性の対比)公式・公的資料で確認済み
情報セキュリティの3要素に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.「Integrity(インテグリティ)」の訳語は「可用性」である。
- イ.「Confidentiality(コンフィデンシャリティ)」の訳語は「機密性」であり、情報にアクセスすることが認可されたものだけがアクセスできることを確実にすることと定義される。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- 訳語の取り違え(完全性⇄可用性)
総務省 用語集「完全性」「Integrity(インテグリティ)の訳語です」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「機密性」「Confidentiality(コンフィデンシャリティ)の訳語です」公式資料を確認
総務省 用語集「機密性」「情報にアクセスすることが認可されたものだけがアクセスできることを確実にすること」公式資料を確認
ひっかけIntegrityにぶら下げるべき訳語は完全性。可用性に当たる英語はAvailabilityで、別の語。
解説Integrity(インテグリティ)の訳語は完全性。アはこれを「可用性」としているが、可用性に当たる英語はAvailability(アベイラビリィティ)なので、訳語の対応がずれており誤り。イはConfidentiality(コンフィデンシャリティ)の訳語を機密性とし、定義を「情報にアクセスすることが認可されたものだけがアクセスできることを確実にすること」とする。これは用語集どおりで正しい。正解はアー誤・イー正。
補足三要素の英訳は、機密性=Confidentiality・完全性=Integrity・可用性=Availabilityで一対一に対応する。頭文字をとってCIAと呼ばれる。
問5マルウェアの定義と総称公式・公的資料で確認済み
マルウェアに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.マルウェアとは、「Malicious Software」(悪意のあるソフトウェア)を略したもので、さまざまな脆弱性や情報を利用して攻撃をするソフトウェア(コード)の総称である。
- イ.マルウェアはウイルスのみを指す言葉であり、ワームやトロイの木馬はマルウェアには含まれない。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「マルウェア」「「Malicious Software」(悪意のあるソフトウェア)を略したもので、さまざまな脆弱性や情報を利用して攻撃をするソフトウェア(コード)の総称です」公式資料を確認
- イ.誤り
- マルウェアはウイルスに限定されない
総務省 用語集「マルウェア」「さまざまな脆弱性や情報を利用して攻撃をするソフトウェア(コード)の総称です」公式資料を確認
ひっかけイはマルウェアをウイルス一種類に切り詰めている。語の出発点は「悪意あるソフトの総称」で、最初から束ねる言葉。
解説マルウェアは「Malicious Software」(悪意のあるソフトウェア)を略した語で、さまざまな脆弱性や情報を利用して攻撃をするソフトウェア(コード)の総称。アはこの語源と総称という性格をそのまま述べており正しい。イは「ウイルスのみを指し、ワームやトロイの木馬は含まない」とするが、総称である以上ウイルス・ワーム・スパイウェア・トロイの木馬などを広く含む。対象をウイルスだけに狭めるイは誤り。正解はアー正・イー誤。
補足ワーム・トロイの木馬・スパイウェア・ランサムウェアなどはいずれもマルウェアの一種で、ウイルスはそのうちの一カテゴリにすぎない。
問6ワームの定義と特徴公式・公的資料で確認済み
ワームに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ワームとは、他のファイルに寄生して増殖するのではなく、自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖を行うタイプのウイルスのことである。
- イ.ワームは他のファイルに寄生して増殖するという特徴を持つ。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- ワームは、他のファイルに寄生して増殖するのではなく、自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖を行うタイプのウイルスである(総務省の用語集)。寄生先のファイルを必要としない点が、寄生型のウイルスとの違いである。この記述は正しい。
総務省 用語集「ワーム」「他のファイルに寄生して増殖するのではなく、自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖を行うタイプのウイルスのこと」公式資料を確認
- イ.誤り
- 他のファイルに寄生して増殖するのは、従来型のコンピュータウイルスの特徴である。ワームは寄生せず、自分自身で自己増殖する。「寄生して増殖する」はワームの定義と逆で、誤りである。
総務省 用語集「ワーム」「他のファイルに寄生して増殖するのではなく、自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖を行うタイプのウイルスのこと」公式資料を確認
ひっかけ「他のファイルに寄生して増殖」はワームの説明として裏返し。ワームは宿主を使わず自分だけで増える。
解説ワームは、他のファイルに寄生して増殖するのではなく、自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖を行うタイプのウイルス。総務省の用語集のこの定義に照らすと、アは正しい。イは「他のファイルに寄生して増殖する」とするが、それは狭義のウイルスの増え方であって、ワームはまさに寄生せず単独で自己増殖する点が特徴。定義と逆を述べたイは誤り。正解はアー正・イー誤。
補足寄生して増えるのが狭義のウイルス、宿主を持たず単独で自己増殖するのがワーム、という増え方の違いで両者は区別される。
問7トロイの木馬の定義と特徴公式・公的資料で確認済み
トロイの木馬に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.トロイの木馬とは、コンピュータの内部に潜伏して、システムを破壊したり、外部からの不正侵入を助けたり、そのコンピュータの情報を外部に発信したりするプログラムである。
- イ.トロイの木馬は感染能力を持つプログラムであるため、他のファイルに自動的に感染して広がるという特徴がある。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「トロイの木馬」「コンピュータの内部に潜伏して、システムを破壊したり、外部からの不正侵入を助けたり、そのコンピュータの情報を外部に発信したりするプログラム」公式資料を確認
- イ.誤り
- 感染能力を持つという記述が定義と逆
総務省 用語集「トロイの木馬」「トロイの木馬は感染能力を持つプログラムではないため」公式資料を確認
ひっかけイの言う「自動的に感染して広がる」は、用語集の「感染能力を持つプログラムではない」と正面からぶつかる。
解説トロイの木馬は、コンピュータの内部に潜伏して、システムを破壊したり、外部からの不正侵入を助けたり、そのコンピュータの情報を外部に発信したりするプログラム。アはこの定義どおりで正しい。イは「感染能力を持つため他のファイルに自動的に感染して広がる」とするが、総務省の用語集は「トロイの木馬は感染能力を持つプログラムではない」と明記している。自動感染して広がるという記述はこの定義と相いれず、イは誤り。正解はアー正・イー誤。
補足感染能力を持たないため本来はウイルスに含まれないが、利用者に分からないよう悪意ある動作をすることから、広義ではウイルスの一つとして扱われることがある(総務省 用語集)。
問8ワームとトロイの木馬の違い公式・公的資料で確認済み
マルウェアの種類と特徴に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ワームは自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖するが、トロイの木馬は感染能力を持つプログラムではない。
- イ.トロイの木馬は、他のファイルに寄生して増殖することを特徴とするマルウェアである。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい対比
総務省 用語集「ワーム」「自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖を行うタイプのウイルスのこと」公式資料を確認
総務省 用語集「トロイの木馬」「トロイの木馬は感染能力を持つプログラムではないため」公式資料を確認
- イ.誤り
- 寄生増殖はトロイの木馬の特徴ではない
総務省 用語集「トロイの木馬」「トロイの木馬は感染能力を持つプログラムではないため」公式資料を確認
ひっかけ「寄生して増殖」はトロイの木馬には当てはまらない。トロイの木馬は感染して広がる側ではない。
解説ワームは自分自身がファイルやメモリを使って自己増殖するのに対し、トロイの木馬は感染能力を持つプログラムではない。アはこの二つの対比を用語集どおりに述べており正しい。イは「トロイの木馬は他のファイルに寄生して増殖する」とするが、寄生せず単独で増えるのはワームの特徴で、トロイの木馬はそもそも感染能力を持たない。増え方の主体を取り違えたイは誤り。正解はアー正・イー誤。
補足ワームは自力で増殖する点、トロイの木馬は増殖せず内部に潜んで悪意ある動作をする点で、増え方そのものが対照的になる。
問9標的型攻撃の定義と特徴公式・公的資料で確認済み
標的型攻撃に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.標的型攻撃とは、不特定多数のコンピュータを対象として無差別に実施されるサイバー攻撃の一種である。
- イ.標的型攻撃では、標的の組織がよくやり取りをする形式のメールを送りつけ、添付ファイルやリンクをクリックさせるなどの手口が使われる。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- 「不特定多数への無差別」が定義と逆
総務省 用語集「標的型攻撃」「特定の組織を狙って、機密情報や知的財産、アカウント情報(ID、パスワード)などを窃取しようとする攻撃です」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい記述
総務省 用語集「標的型攻撃」「標的の組織がよくやり取りをする形式のメールを送りつけ、そこについている添付ファイルやリンクをクリックさせ実行させ」公式資料を確認
ひっかけ「不特定多数へ無差別」は標的型の逆。名のとおり狙う相手を一つの組織に定めて仕掛けてくる。
解説標的型攻撃は、特定の組織を狙って、機密情報や知的財産、アカウント情報(ID、パスワード)などを窃取しようとする攻撃。アは「不特定多数を対象に無差別に実施される」とするが、狙いが特定の組織に絞られる点が標的型の核心なので、無差別とするアは誤り。イは「標的の組織がよくやり取りをする形式のメールを送りつけ、添付ファイルやリンクをクリックさせる」とし、用語集の手口の説明どおりで正しい。正解はアー誤・イー正。
補足不特定多数を装ってばらまくフィッシング詐欺と違い、標的型は相手の業務に合わせたメールで一組織を狙い撃ちにする点が分かれ目になる。
問10フィッシング詐欺の定義と手口公式・公的資料で確認済み
フィッシング詐欺に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.フィッシング詐欺とは、実在の金融機関(銀行やクレジットカード会社)、ショッピングサイトなどを装った電子メールを送付し、偽のサイトに誘導して重要な情報を入力させて詐取する行為のことである。
- イ.フィッシング詐欺の特徴として、送信者を詐称したメールやSMSを送りつけ、貼り付けたリンクをクリックさせて偽のホームページに誘導することが挙げられる。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:1(アー正、イー正)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「フィッシング詐欺」「実在の金融機関(銀行やクレジットカード会社)、ショッピングサイトなどを装った電子メールを送付し」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい記述
総務省 フィッシング詐欺とは?「送信者を詐称したメールやSMSを送りつけ」公式資料を確認
ひっかけ定義のアも手口のイも、実在の相手を装って偽サイトへ引き込むという同じ筋を別の角度から述べているだけ。
解説フィッシング詐欺は、実在の金融機関(銀行やクレジットカード会社)、ショッピングサイトなどを装った電子メールを送付し、偽のサイトに誘導して重要な情報を入力させて詐取する行為。アはこの定義に一致し正しい。イは「送信者を詐称したメールやSMSを送りつけ、貼り付けたリンクをクリックさせて偽のホームページに誘導する」とし、総務省が説明する手口どおりで正しい。実在の相手をかたる点と偽サイトへ誘導する点が両肢で噛み合い、正解はアー正・イー正。
補足メールに加えてSMSを使う手口はスミッシングとも呼ばれ、いずれも送信者を詐称して偽のホームページへ誘導する点はフィッシングと共通する。
問11ソーシャルエンジニアリングの定義公式・公的資料で確認済み
ソーシャルエンジニアリングに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ソーシャルエンジニアリングとは、人間の心理的な隙などを突いて、コンピュータに侵入するための情報を盗み出すことである。
- イ.ショルダハッキングはソーシャルエンジニアリングの手法の一種ではなく、技術的なハッキング手法に分類される。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「ソーシャルエンジニアリング」「人間の心理的な隙などを突いて、コンピュータに侵入するための情報を盗み出すこと」公式資料を確認
- イ.誤り
- 「技術的ハッキング」に分類するのは誤り
総務省 用語集「ショルダハッキング」「ソーシャルエンジニアリングの手法のひとつ」公式資料を確認
ひっかけ鍵は『技術を使うかどうか』。のぞき見やごみ箱あさりは技術ではなく人につけ込む手口なので、ショルダハッキングはソーシャルエンジニアリング側に入る。
解説ソーシャルエンジニアリングは、情報通信技術ではなく人間の心理的な隙を突いて、コンピュータに侵入するための情報(ID・パスワード等)を盗み出す手口を指す。総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」用語集の定義そのままで、アは正しい。問題はイで、ショルダハッキングを『技術的なハッキング』に分類しているが、同サイトはショルダハッキングを背後からキー入力や画面を盗み見るソーシャルエンジニアリングの手法の一つと位置づけている。手口に技術を使わない点が分類の決め手で、技術的ハッキングへ振り分けるイは誤り。よって正解はアー正、イー誤。
補足同じソーシャルエンジニアリングでも、ごみ箱の廃棄資料から設定情報やパスワードを拾うトラッシング、管理者や利用者を装ってパスワードを聞き出す電話型など手口は複数あり、総務省はいずれも技術を介さない攻撃として並べている。
問12なりすましの定義と不正アクセスの定義公式・公的資料で確認済み
なりすましと不正アクセスに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.なりすましとは、他の利用者のふりをすること、または中間者(Man-in-the-Middle)攻撃など他の利用者のふりをして行う不正行為のことである。
- イ.不正アクセスとは、コンピュータに侵入するための情報を心理的手段で盗み出す行為であり、日本では不正アクセス禁止法によって規制されている。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「なりすまし」「他の利用者のふりをすること。または、中間者(Man-in-the-Middle)攻撃など他の利用者のふりをして行う不正行為のこと」公式資料を確認
- イ.誤り
- 不正アクセスの定義と別の概念(ソーシャルエンジニアリング)を混同
総務省 用語集「不正アクセス」「利用する権限を与えられていないコンピュータに対して、不正に接続しようとすること」公式資料を確認
ひっかけイの文は不正アクセスの顔をしてソーシャルエンジニアリングの中身を語っている。定義の取り違えに気づけるかが分かれ目。
解説なりすましは、他の利用者のふりをすること、あるいは中間者(Man-in-the-Middle)攻撃のように他人になりすまして行う不正行為を指す。総務省用語集の定義どおりでアは正しい。イは『不正アクセスとは心理的手段で侵入情報を盗み出す行為』とするが、その説明はソーシャルエンジニアリングの定義であって不正アクセスのものではない。不正アクセスの定義は、利用する権限を与えられていないコンピュータに不正に接続しようとすること。心理的手段で情報を盗む話とは別概念をすり替えているため、イは誤り。正解はアー正、イー誤。
補足なりすましそのものは不正アクセス禁止法(不正アクセス行為の禁止等に関する法律、平成11年法律第128号)でも規制対象で、他人のID・パスワードを入力してアクセス制御を破る行為が典型。フィッシングのように管理者を装って識別符号の入力を求める行為も同法が禁じている。
問13情報セキュリティポリシーの定義とPDCAサイクル公式・公的資料で確認済み
情報セキュリティポリシーに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.情報セキュリティポリシーは、一度策定したら変更する必要はなく、社会状況にかかわらず恒久的に適用されるものである。
- イ.不正アクセスとは、利用する権限を与えられていないコンピュータに対して、不正に接続しようとすることであり、これらの行為を処罰する不正アクセス禁止法が施行されている。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- 「変更不要・恒久的」は定義と逆
総務省 情報セキュリティポリシーの見直し「社会的な状況に応じて定期的に見直さなければなりません」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「不正アクセス」「利用する権限を与えられていないコンピュータに対して、不正に接続しようとすること」公式資料を確認
総務省 用語集「不正アクセス」「不正アクセス禁止法が施行されました」公式資料を確認
ひっかけポリシーは作って終わりではなく、脅威も法律も動くから定期的に見直す。『恒久的に不変』の一語で誤りと判定できる。
解説アは情報セキュリティポリシーを『一度策定したら変更不要・恒久的』とするが、総務省サイトは、企業や組織の状況、新たな脅威、新しい法律の施行など社会的な状況に応じて定期的に見直さなければならないとしている。見直し前提の運用と逆を述べるアは誤り。イの不正アクセスの定義(権限を与えられていないコンピュータへの不正な接続)と、これを処罰する不正アクセス禁止法が施行されているという点は用語集の記載どおりで正しい。したがって正解はアー誤、イー正。
補足不正アクセス禁止法(平成11年法律第128号)が処罰するのは、他人の識別符号を使うか脆弱性を突くなどして、本来は権限のないコンピュータを利用できる状態にする行為。情報セキュリティポリシーの定期見直しは、こうした手口や法改正に運用を追従させるための作業にあたる。
問14ランサムウェアの定義と支払リスク公式・公的資料で確認済み
ランサムウェアに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ランサムウェアは、感染したPC上に保存しているファイル等を暗号化して使用できない状態にし、復旧と引き換えに身代金を要求するマルウェアである。
- イ.ランサムウェア被害では、身代金を支払えば復旧されるため、総務省サイトは支払いに応じることを推奨している。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 基礎知識「ランサムウェア」「感染したPC上に保存しているファイル(PCからアクセス可能なネットワーク上のファイルも含みます。)を暗号化して使用ができない状態にするマルウェアです」公式資料を確認
- イ.誤り
- 推奨するとする点が逆
総務省 基礎知識「ランサムウェア」「支払いに応じることは推奨されません」公式資料を確認
ひっかけ『身代金を払えば戻る』という実務上ありがちな思い込みを問う。原典は支払いを推奨していない。
解説ランサムウェアは暗号化などによりファイルを使えなくし、復旧と引き換えに身代金を要求するマルウェアである。定義を問うアは正しい。イは支払えば復旧されるから支払い推奨とするが、実際には復旧されない可能性や犯罪者への利益供与の問題があるため、支払いは推奨されない。したがってアー正、イー誤となる。
補足ランサムウェア対策では、感染後の支払い判断ではなく、バックアップ、復旧手順、初動対応体制の整備が重要になる。
問15スパイウェアとキーロガー公式・公的資料で確認済み
情報漏えいを引き起こすマルウェアに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.スパイウェアは、コンピュータ内に記録されている情報を外部に送信するものとして説明される。
- イ.キーロガーは、利用者がキーボードで入力した情報を記録するものではなく、外部から不正な入口を作るプログラムの総称である。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい説明
総務省 基礎知識「マルウェア」「コンピュータ内に記録されている情報を外部に送信するスパイウェア」公式資料を確認
- イ.誤り
- 用語の混同
総務省 基礎知識「マルウェア」「利用者がキーボードで入力した情報を記録するキーロガー」公式資料を確認
総務省 用語集「バックドア」「外部からコンピュータに侵入しやすいように、“裏口”を開ける行為、または裏口を開けるプログラムのこと」公式資料を確認
ひっかけ『情報を盗むもの』同士でも、入力を記録するキーロガー、内部情報を送るスパイウェア、裏口を作るバックドアは役割が違う。
解説スパイウェアは利用者に気づかれにくい形で情報を外部に送るソフトウェアであり、アは正しい。キーロガーはキーボード入力を記録するものなので、裏口を開けるプログラムとするイはバックドアとの混同で誤り。情報漏えい型の脅威は、何を盗むか、どう侵入・残存するかで区別する。
補足試験では脅威名の暗記ではなく、被害の出方と用語を対応させると誤答を避けやすい。
問16バックドアの危険性公式・公的資料で確認済み
バックドアに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.バックドアは、外部からコンピュータに侵入しやすいように裏口を開ける行為またはプログラムをいう。
- イ.バックドアが作成されても、攻撃者から遠隔操作される可能性はないため、危険性は限定的である。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「バックドア」「外部からコンピュータに侵入しやすいように、“裏口”を開ける行為、または裏口を開けるプログラムのこと」公式資料を確認
- イ.誤り
- 危険性を否定する点が誤り
総務省 基礎知識「マルウェア」「いつでも攻撃者から遠隔操作できてしまう可能性があるため極めて危険です」公式資料を確認
ひっかけバックドアは侵入口を残す脅威。感染そのものより、後から継続的に操作され得る点が危ない。
解説バックドアは外部から侵入しやすい裏口を開ける行為またはプログラムであり、アは正しい。これが作られると、攻撃者から遠隔操作される可能性があるため危険性が高い。イのように遠隔操作の可能性を否定するのは原典の説明と逆である。
補足トロイの木馬の一部はバックドアを作成するため、侵入後の残存・再侵入リスクまで意識する必要がある。
問17ボットとボットネット公式・公的資料で確認済み
ボットとボットネットに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ボットは、コンピュータを外部から遠隔操作するためのコンピュータウイルスの一種である。
- イ.ボットネットは、ボットに感染した多数のコンピュータで構成されるネットワークであり、迷惑メール配信や他のコンピュータへの攻撃等に使われ得る。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:1(アー正、イー正)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「ボット」「コンピュータを外部から遠隔操作するためのコンピュータウイルスの一種」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい説明
総務省 用語集「ボットネット」「ボットに感染したコンピュータによって構成される特殊なネットワーク」公式資料を確認
総務省 用語集「ボットネット」「迷惑メールの配信や他のコンピュータへの攻撃、情報の窃取などを行う」公式資料を確認
ひっかけボット単体の定義と、感染端末群であるボットネットを切り分ける。単数かネットワークかが焦点。
解説ボットは外部から遠隔操作するためのウイルスの一種であり、ボットネットは感染端末が多数集まって構成されるネットワークである。攻撃者はそれらを使って迷惑メール配信、他のコンピュータへの攻撃、情報窃取などを行い得る。ア・イとも原典どおりで正しい。
補足DDoSなどの大規模攻撃では、個々の感染端末よりも、それらを束ねるボットネットが攻撃基盤として問題になる。
問18ファイアウォールとWAF公式・公的資料で確認済み
ファイアウォールとWAFに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ファイアウォールは、外部のネットワークと内部のネットワークを結ぶ箇所に導入し、外部からの不正な侵入を防ぐことができるシステム等をいう。
- イ.WAFは一般的なファイアウォールと同じくネットワークレベルでのみ監視し、Webアプリケーションの脆弱性によるSQLインジェクションには対応できない。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 正しい定義
総務省 用語集「ファイアウォール」「外部のネットワークと内部のネットワークを結ぶ箇所に導入することで、外部からの不正な侵入を防ぐことができるシステム」公式資料を確認
- イ.誤り
- WAFの機能を逆に述べている
総務省 用語集「ウェブアプリケーションファイアウォール」「WAFはアプリケーションレベルでの監視を行います」公式資料を確認
総務省 用語集「ウェブアプリケーションファイアウォール」「SQLインジェクションなどを防ぐことができます」公式資料を確認
ひっかけWAFのWはWebアプリケーション。ネットワーク境界だけを見る一般的なファイアウォールと同じに扱うと誤る。
解説ファイアウォールは外部と内部のネットワークの境界で不正侵入を防ぐシステムであり、アは正しい。WAFは一般的なファイアウォールと異なり、Webアプリケーションへの通信をアプリケーションレベルで監視し、SQLインジェクション等を防ぐ。イはこの違いを逆にしている。
補足技術的安全管理措置では、不正アクセス防止策としてファイアウォール等が出るため、基礎用語としての機能差も押さえておくとよい。
問19IDSとIPSの違い公式・公的資料で確認済み
IDSとIPSに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.IDSは、インターネットから送られてくるパケットを識別し、不正侵入やアタック等を検知するシステムである。
- イ.IPSは、侵入検知システムの機能に加えて、不正なパケットを自動的に遮断する機能を持つ。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:1(アー正、イー正)
- ア.正しい
- 正しい説明
総務省 用語集「IDS」「インターネットから送られてくるパケットを識別することで、不正侵入やアタック、事前調査を検知するシステム」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい説明
総務省 用語集「IPS」「侵入検知システムの機能に加えて、不正なパケットを自動的に遮断する機能を持ちます」公式資料を確認
ひっかけIDSはDetection、IPSはPrevention。名称の英語に含まれる検知・防止の差を意識する。
解説IDSは不正侵入や攻撃の検知を主眼とするシステムであり、IPSはその検知機能に加えて不正なパケットを自動的に遮断する機能を持つ。ア・イとも原典どおりで正しい。検知するだけか、遮断まで行うかが両者の大きな違いである。
補足個人データを扱う情報システムを外部不正アクセスから守る技術的対策の理解にもつながる基本用語である。
問20公開鍵暗号方式と電子署名公式・公的資料で確認済み
公開鍵暗号方式と電子署名に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.公開鍵暗号方式は、暗号化と復号とで同じ鍵を使用する暗号方式であり、限られた相手とのやり取りにのみ使われる。
- イ.電子署名を利用することにより、なりすましやメッセージの改ざんが行われていないことの検証と、否認防止が可能になる。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- 方式の取り違え
総務省 用語集「公開鍵暗号方式」「公開鍵暗号方式は、暗号化と復号とで異なる鍵を使用する暗号方式です」公式資料を確認
総務省 用語集「共通鍵暗号方式」「暗号化と復号で同じ鍵を使用する暗号方式」公式資料を確認
- イ.正しい
- 正しい説明
総務省 用語集「電子署名」「電子署名を利用することにより、なりすましやメッセージの改ざんが行われていないことの検証と、否認防止が可能になります」公式資料を確認
ひっかけ『同じ鍵』と出たら共通鍵暗号方式。公開鍵暗号方式の説明に置かれていたら取り違えを疑う。
解説公開鍵暗号方式は暗号化と復号で異なる鍵を使う方式であり、同じ鍵を使うのは共通鍵暗号方式である。アは両方式を混同しているため誤り。電子署名は、なりすましやメッセージ改ざんがないことの検証、否認防止に役立つため、イは正しい。
補足暗号化、電子署名、サーバ証明書は情報セキュリティの基礎で、個人データの通信・保管時の保護理解にもつながる。
問21ノーウェアランサムとランサムウェアに備えるバックアップ公式・公的資料で確認済み
ランサムウェアとその対策に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ランサムウェアの被害は必ずデータの暗号化を伴うため、データを暗号化されない限り、身代金を要求されることはない。
- イ.ランサムウェア対策としては、バックアップデータが暗号化されることも想定し、保存時にはネットワークから切り離されたストレージやメディアを利用する。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- 攻撃者はより手軽に身代金を得ようとする → 暗号化なしの恐喝。必ず暗号化とする点が誤り
総務省 職場での対策「マルウェア(ウイルス等)対策」ランサムウェア対策「「暗号化」を行わず、盗み取ったデータの公開を対価に身代金を要求する「ノーウェアランサム」攻撃による被害も増加しています」公式資料を確認
- イ.正しい
- つながったままのバックアップ → 一緒に暗号化される
総務省 職場での対策「マルウェア(ウイルス等)対策」ランサムウェア対策「バックアップデータが暗号化されることも想定し、保存時にはネットワークから切り離されたストレージやメディアを利用するようにしましょう」公式資料を確認
ひっかけ『暗号化されていないから大丈夫』ではない。盗んだデータの公開で脅す手口がある。
解説ランサムウェアは、ファイルを暗号化して使えなくしたり、パソコンをロックしたりして、元に戻すことと引き換えに身代金を要求するマルウェアで、企業にとって重大な脅威の一つである。暗号化されたデータを戻すにはバックアップが欠かせず、業務を続けるために定期的かつ適切な方法でバックアップを取る。その際、バックアップまで暗号化されることを想定し、ネットワークから切り離したストレージやメディアに保存する。最近は、暗号化をせず、盗んだデータの公開を材料に身代金を要求する「ノーウェアランサム」の被害も増えている。
補足メールや添付ファイルを開くだけで感染するおそれもあるため、ソフトウェアを最新にし、危険なファイルを開こうとしたときの警告で安易に続行しない。
問22標的型攻撃メールの見抜き方公式・公的資料で確認済み
標的型攻撃メールへの社員の対応に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.最近やりとりがなかった相手から突然メールが届いた場合や、最近のやりとりと全く脈絡のない内容のメールが届いた場合は、標的型攻撃メールを疑って注意が必要である。
- イ.標的型攻撃メールのウイルスは既知のものがほとんどのため、マルウェア対策ソフトを入れていれば検出され、感染に気づかないまま被害が広がることはない。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 文面は本物そっくり → やりとりの流れで見分ける
総務省 職場での対策「標的型攻撃への対策」「最近やりとりがなかったのに、突然メールが届いた、最近のやりとりの内容と全く脈絡のない内容のメールが届いた、などの場合は注意が必要です」公式資料を確認
- イ.誤り
- 狙った組織向けに作られる → 対策ソフトの定義に無い → 検出されない
総務省 職場での対策「標的型攻撃への対策」「マルウェア(ウイルス等)対策ソフトでは検出されないような新種(未知)のものが多いため感染に気づきにくく、知らぬ間に被害が拡大しているケースがあり」公式資料を確認
ひっかけ見た目では見抜けないのが標的型攻撃メール。手がかりは『いつものやりとりと合っているか』。
解説標的型攻撃メールは、ばらまかれる迷惑メールと違い、特定の組織から情報を盗む目的で、業務のメールだと信じさせるように作り込まれる。送信者、件名、宛先、内容、添付ファイルの形式、署名まで真似し、「緊急」「重要」など開かせる細工もあるため、見た目では気づきにくい。見抜くには最近のやりとりから判断し、突然届いたメールや脈絡のないメールは疑う。仕込まれるウイルスは新種が多く、対策ソフトで検出されにくいため、1人が開くだけで情報が漏れることがある。疑わしいメールはすぐに情報管理者に報告・相談する。
補足誰でも取れるフリーメールアドレスから送られてくる標的型攻撃メールが増えているため、フリーメールからのメールには特に注意する。
問23Emotetの感染と拡大の仕組み公式・公的資料で確認済み
Emotet(エモテット)に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.Emotetは、実在する組織・人に成りすましたメールに添付されているファイルを実行することで感染する。
- イ.Emotetは、感染したパソコン内のメールソフトの過去のメール情報等を利用して、なりすましたメールを送信することで感染拡大を試みる。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:1(アー正、イー正)
- ア.正しい
- 実在の相手を名乗る → 疑わずに開いてしまう
総務省 職場での対策「電子メールとWebサイトにおける対策」Emotet「Emotetは実在する組織・人に成りすましたメールに添付されているファイルを実行することで感染します」公式資料を確認
- イ.正しい
- 本物のやりとりの続きに見える → 取引先も開いてしまう
総務省 職場での対策「電子メールとWebサイトにおける対策」Emotet「感染したパソコン内のメールソフトの過去のメール情報等を利用してなりすましたメールを送信することで感染拡大を試みる」公式資料を確認
ひっかけEmotetは『知っている相手からの返信』に見える。少しでも不自然なら開かない。
解説Emotetは近年被害が増えているマルウェアで、実在する組織や人に成りすましたメールの添付ファイルを実行すると感染する。感染すると、そのパソコンのメールソフトにある過去のメール情報などを使い、本物のやりとりに見せかけたメールを取引先などへ送って、感染を広げようとする。やりとりの続きに見えるため疑われにくく、少しでも不自然に感じるメールには注意が必要である。
補足総務省サイトは、Emotetの関連情報として情報処理推進機構(IPA)のページを参照先に挙げている。
問24ゼロデイ攻撃と未修正の脆弱性への備え公式・公的資料で確認済み
ゼロデイ攻撃に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ゼロデイ攻撃とは、ソフトウェアの脆弱性が発見されてから修正プログラムが作成されるまでの間に、未修正の脆弱性を狙って行われる攻撃をいう。
- イ.未修正の脆弱性が発表された場合でも、修正プログラムが出るまでは対応のしようがないため、普段どおりの警戒で足りるとされている。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 修正が間に合わない期間 → 更新だけでは守れない
総務省 職場での対策「電子メールとWebサイトにおける対策」入口対策「その間に未修正の脆弱性を狙った攻撃が行われることがあります。これは、ゼロデイ攻撃と呼ばれ」公式資料を確認
- イ.誤り
- 修正前こそ狙われる → 一時的対策を当て、警戒を強める
総務省 職場での対策「電子メールとWebサイトにおける対策」入口対策「未修正の脆弱性が発表された場合は、関係機関などが公表する一時的対策を適用するなどしながら、普段以上に、攻撃に対する警戒を怠らないようにしましょう」公式資料を確認
ひっかけ『ゼロデイ』は、修正プログラムが出るまでの『守りの無い日々』。だからこそ警戒を上げる。
解説ソフトウェアに脆弱性が見つかっても、修正プログラムが作られるまで時間がかかることがあり、その間に未修正の脆弱性を狙う攻撃をゼロデイ攻撃という。従来の手法では対応が難しい課題とされる。情報管理担当者は、開発元や国内外の調整機関の発表に日頃から注意して最新の脆弱性情報を入手できるようにし、未修正の脆弱性が発表されたら、関係機関が公表する一時的対策を当てながら、普段以上に警戒する。
補足未知のマルウェアに備えて、届いたメールを別の安全な実行環境で動かしてみて、ふるまいの危険性を調べるセキュリティ製品も提供されている。
問25悪意のあるWebサイトへの対策公式・公的資料で確認済み
悪意のあるWebサイトへの対策に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ホームページの中には、閲覧しただけでウイルスに感染するものはないため、リンクを開くだけなら危険はない。
- イ.悪意のあるスクリプトが自動的に実行されないよう、Webブラウザの設定を変更して、JavaScriptの実行時に警告を出させる、信頼済みサイト以外ではJavaScriptを実行させないなどの対策が考えられる。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- 悪意のあるスクリプトが自動で動く → 見るだけで被害
総務省 職場での対策「悪意のあるWebサイトへの対策」「ホームページによっては、閲覧しただけでウイルスに感染したり、パソコンが壊れてしまうものもあります」公式資料を確認
- イ.正しい
- スクリプトが勝手に動く → 警告・信頼済みサイトに限定
総務省 職場での対策「悪意のあるWebサイトへの対策」「JavaScriptの実行時に警告を出させる、信頼できるWebサイト(信頼済みサイト)以外ではJavaScriptを実行させないなどの対策が考えられます」公式資料を確認
ひっかけ『開くだけなら大丈夫』は通用しない。見るだけで動くスクリプトがある。
解説インターネットには、個人情報を集めることや嫌がらせを目的にしたホームページもあり、閲覧しただけでウイルスに感染したり、パソコンが壊れたりするものもある。まず、悪意のあるホームページがあることを知り、怪しいホームページには近寄らない。OSやWebブラウザを最新に保ち、マルウェア対策ソフトも使う。さらに、Webブラウザの設定を見直し、JavaScriptの実行時に警告を出す、信頼済みサイト以外ではJavaScriptを実行させない、といった対策で、悪意のあるスクリプトの自動実行を防ぐ。
補足設定をどこまで制限するかは、組織の情報セキュリティポリシーに沿って対応する。
問26サポート詐欺の手口と対処公式・公的資料で確認済み
サポート詐欺に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.サポート詐欺とは、悪意のあるWebサイトを訪問した利用者に偽の警告画面を表示し、画面上のなりすましサポートセンターに電話をさせて金品をだまし取る詐欺である。
- イ.偽の警告画面が表示されたら、マルウェアの感染を解消するため、画面に表示されたサポートセンターに連絡し、指示されたソフトウェアをインストールするのがよい。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 不安を煽る → 電話させる → 有償サポートや支払いへ誘導
総務省 基礎知識「サポート詐欺とは?」「悪意のあるWebサイトを訪問した利用者に偽の警告画面を表示し、画面上に表示しているなりすましサポートセンターに電話をさせて金品をだまし取る詐欺です」公式資料を確認
- イ.誤り
- 警告は偽物 → 閉じれば解消 → 電話やインストールで被害が始まる
総務省 基礎知識「サポート詐欺とは?」「表示されているサポートセンターへの連絡や、アプリやソフトウェアのインストールは決して行わずに、ブラウザを終了させましょう」公式資料を確認
ひっかけ警告音も、次々に開く警告も、演出。閉じれば終わる。
解説サポート詐欺では、Webサイトの閲覧中に、マルウェアに感染した、セキュリティに問題がある、と装った警告が表示され、警告音が鳴ったり、スキャンを装って感染を見つけたように見せたりして不安を煽る。表示されたサポートセンターに電話すると有償サポートへ誘導され、プリペイドカードなどでの支払いを求められる。偽の警告画面は感染の有無に関係なく表示されているだけなので、画面を閉じれば解消する。連絡もアプリやソフトウェアのインストールもせず、ブラウザを終了させる。
補足サポート詐欺はWebサイトの移動を伴うので、怪しい広告やリンクで警告が出たら、いったん立ち止まって冷静に対処する。
問27不正アクセスによる改ざんと踏み台公式・公的資料で確認済み
不正アクセスの被害に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.不正アクセスによって侵入されたシステムには、攻撃者がその後いつでもアクセスできるようバックドアが作られ、そのシステムが踏み台として外部の他の組織への攻撃に使われることがある。
- イ.最近のホームページの改ざんは、無関係な画像を貼り付けて改ざんを目立たせるものがほとんどであり、訪問した利用者に被害が及ぶことはない。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- バックドアで出入り自由 → 自社が攻撃の発信元になる
総務省 基礎知識「不正アクセスとは?」他のシステムへの攻撃の踏み台に「攻撃者は、そのシステムを踏み台として、さらに組織の内部に侵入したり、そのシステムからインターネットを通じて外部の他の組織を攻撃したりすることもあります」公式資料を確認
- イ.誤り
- リンクや参照先だけを書き換える → 見た目は普通 → 訪問者が被害に
総務省 基礎知識「不正アクセスとは?」ホームページやファイルの改ざん「最近はホームページ内のリンクやファイルの参照先を不正に書き換え、接続してきた利用者をウイルスに感染させたり、パソコンから情報を盗み取ったりするものが増えています」公式資料を確認
ひっかけ不正アクセスの被害者は、知らない間に『加害者の道具』にもなる。
解説不正アクセスは、アクセス権限を持たない者がサーバや情報システムに侵入する行為で、システムの停止や重要情報の漏えいを招く。手口として、ツールを使ったパスワードの総当たり攻撃や、OS・ソフトウェアの脆弱性や設定の不備を突く攻撃が知られる。侵入されると、ホームページの書き換え、顧客情報の窃取、ファイルの消去が起きる。最近の書き換えは、リンクや参照先をひそかに変えて訪問者を感染させるものが増えている。さらに、バックドアを作られて踏み台にされ、ボットネットの一員として他の組織へのDDoS攻撃やスパムメールの送信に使われることもある。
補足インターネットは世界中とつながっているため、不正アクセスは世界中のどこからでも行われうる。
問28偽のダウンロードサイトへの誘導公式・公的資料で確認済み
インターネットからソフトウェアを入手する際の脅威に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.検索エンジンの上位に表示され、評判のよい口コミが多く付いているサイトのリンクであれば、偽のホームページへ誘導されることはない。
- イ.新種のマルウェアはインストール時にマルウェア対策ソフトで検知できないことがあるため、ソフトはできる限り信頼できる正規のホームページからダウンロードする。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- 口コミも作られうる → 評判は安全の保証にならない
総務省 職場での被害事例8「有名サイトからダウンロードしたはずなのに・・・」「有名ダウンロードサイトに似せた偽のホームページに誘導され、画像加工ソフトに見せかけたマルウェアをインストールさせられたのです」公式資料を確認
総務省 職場での被害事例8「有名サイトからダウンロードしたはずなのに・・・」「検索エンジンで出てくる情報が、すべて無害とは限りません」公式資料を確認
- イ.正しい
- 検知に頼れない → 入手先で防ぐ
総務省 職場での被害事例8「有名サイトからダウンロードしたはずなのに・・・」「新種のマルウェアだったため、インストール時にはマルウェア対策ソフトも検知できませんでした」公式資料を確認
総務省 職場での被害事例8「有名サイトからダウンロードしたはずなのに・・・」「できる限り信頼できる正規のホームページからダウンロードするようにしましょう」公式資料を確認
ひっかけ『有名サイトから落とした』つもりでも、そこに至るリンクが偽物なら意味がない。
解説総務省サイトの事例では、評判のよい無料ソフトを探して検索上位の口コミサイトを見たところ、口コミは高評価ばかりで、有名ダウンロードサイトから配布されていると書かれていた。しかし、そのリンクは有名サイトに似せた偽のホームページにつながっており、画像加工ソフトに見せかけたマルウェアをインストールさせられた。口コミも嘘で、新種のマルウェアだったため、対策ソフトもインストール時に検知できなかった。検索結果がすべて無害とは限らないので、ソフトは公式サイトなど信頼できる正規のホームページから入手する。
補足職場で感染の疑いがあれば、組織のルールに従い、Wi-FiをOFFにする・LANケーブルを抜くなどでインターネットから切り離してから、システムの管理担当者に報告し指示を仰ぐ。
問29取引先を装った振込先変更の偽メール公式・公的資料で確認済み
取引先を装って振込先の変更を求めるメールへの対策に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.担当者や振込先の変更の連絡を受けたときは、メールのアカウントが乗っ取られている可能性もあるため、前任の担当者にも電話などメール以外の手段で確認する。
- イ.振込先等を変更する際にチェックするべき内容をチェックシート化してプロセスとして確立し、海外に送金するときは複数名でのチェックを徹底するといったルールを整備する。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:1(アー正、イー正)
- ア.正しい
- 本物のアカウントが乗っ取られていることもある → メールで確かめても意味がない
総務省 職場での被害事例16「正しい取引先に送金したはずが・・・」予防法「担当者や振込先が変更されたときは、念のため前任の担当者にも確認するようにしましょう」公式資料を確認
総務省 職場での被害事例16「正しい取引先に送金したはずが・・・」予防法「メールアドレスのアカウントが乗っ取られている可能性もあるため、電話など、メール以外の手段で確認しましょう」公式資料を確認
- イ.正しい
- 個人の注意に頼らず、手順で止める
総務省 職場での被害事例16「正しい取引先に送金したはずが・・・」予防法「振込先等を変更する際にチェックするべき内容をチェックシート化し、プロセスとして確立させることを推奨します」公式資料を確認
総務省 職場での被害事例16「正しい取引先に送金したはずが・・・」予防法「海外に送金するときは、複数名でのチェックを徹底するといったこともプロセスやルールとして整備しましょう」公式資料を確認
ひっかけ『取引先からのメール』そのものが偽物かもしれない。確認は同じメールに返さず、別の手段で。
解説総務省サイトの事例では、海外の取引先から担当者と振込先口座の変更の連絡があり、経理担当者が変更後の口座へ振り込んだが、連絡はそっくりの偽のメールアドレスから送られた虚偽で、資金はすでに引き出され回収は難しくなった。予防法として、担当者や振込先が変わったときは前任の担当者にも電話などメール以外の手段で確かめる、送信元のメールアドレスを注意深く確かめる、変更時の確認をチェックシート化してプロセスにし、海外送金は複数名で確認する、が挙げられている。
補足送金してしまったら、銀行に連絡すれば取り消せる場合があるので速やかに連絡し、会社全体が狙われている可能性があるため社内にも注意を呼びかける。
問30ワンクリック詐欺の手口と対処公式・公的資料で確認済み
ワンクリック詐欺に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ワンクリック詐欺は、フィッシング詐欺と同じく、IDやパスワードなどの情報をだまし取ることを主な目的とする詐欺である。
- イ.利用状況や支払理由を確認するために業者に連絡をとることは、相手に自分の連絡先などの情報を渡すことにつながるため、決して連絡をしないようにする。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- フィッシング=情報、ワンクリック=請求で支払わせる。同じとする点が誤り
総務省 基礎知識「ワンクリック詐欺とは?」「フィッシング詐欺が情報をだまし取るのに対し、不安を煽るなどして直接金銭を支払わせようとするものがワンクリック詐欺です」公式資料を確認
- イ.正しい
- 『個人を特定した』は見せかけ → 連絡すると本当に情報を渡してしまう
総務省 基礎知識「ワンクリック詐欺とは?」「利用状況や支払理由などを確認するために業者に連絡をとることは、相手に自分の連絡先などの情報を渡すことにつながります。決して連絡をしないようにしましょう」公式資料を確認
ひっかけ表示された端末の番号やプロバイダ名は『特定された証拠』ではない。連絡した瞬間に本当の情報を渡す。
解説ワンクリック詐欺は、Webサイトやメール、SMSのURLを一度クリックしただけで、一方的に契約の成立を告げ、多額の料金を請求する詐欺である。フィッシング詐欺が情報をだまし取るのに対し、ワンクリック詐欺は不安を煽って直接お金を払わせようとする。端末の識別番号やプロバイダの情報を表示して個人が特定されたように見せ、延滞料や法的措置で脅すが、真に受けない。確認のために業者へ連絡すると、自分の連絡先を渡すことになるので決して連絡しない。心配なら、支払う前に消費生活センターや警察などに相談する。
補足操作ミスなど契約する意思がなかった申込みには、電子消費者契約に関する民法の特例による救済措置がある。トラブルに備え、表示された画面を保存・印刷し、自分の操作の手順もメモしておく。
問31マクロ付き文書からの感染と感染時の遮断公式・公的資料で確認済み
取引先を装ったメールに添付された文書ファイルによるマルウェア感染に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.取引先からのメールに添付されたWordファイルを開いた際に「マクロを有効にしてください」と表示された場合、何も疑わずにマクロを有効にしたことで、ファイルに隠されていたEmotetが実行された事例がある。
- イ.Emotetへの感染が確認された場合は、感染拡大を防ぐため、感染した端末をネットワークから遮断し、その端末がつながっていたネットワークもインターネットなど他のネットワークから遮断する。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:1(アー正、イー正)
- ア.正しい
- 信頼できる相手からに見える → 疑わずに有効化 → 感染
総務省 職場での被害事例10「Wordファイルを開いただけで・・・」「マクロを有効にしたことで、Wordファイルに隠されていたEmotetというマルウェアが実行されたのです」公式資料を確認
- イ.正しい
- 同じネットワークの他の端末にも広がっているかもしれない
総務省 職場での被害事例10「Wordファイルを開いただけで・・・」対処法「感染拡大を防ぐために、感染した端末を自宅や会社などのネットワークから遮断しましょう」公式資料を確認
総務省 職場での被害事例10「Wordファイルを開いただけで・・・」対処法「そのネットワークをインターネットなど他のネットワークから遮断しましょう」公式資料を確認
ひっかけ『契約書の最終確認』『マクロを有効に』。業務らしさとボタン1つが入口になる。
解説総務省サイトの事例では、取引先を名乗るメールに「契約書の最終確認をお願いします」とWordファイルが添付され、開くと「マクロを有効にしてください」と表示された。疑わずに有効にしたところ、隠されていたEmotetが実行され、メールアドレスやパスワードを盗まれ、そのパソコンから知人や取引先に同じようなメールが送られて感染が広がった。感染の疑いがあれば、JPCERT/CCが無償で提供するEmoCheckで確かめ、感染していれば、その端末をネットワークから遮断し、つながっていたネットワークも他のネットワークから遮断してから、調査と復旧を行う。
補足Emotetは差出人や内容を偽装し、信頼できる相手からに見せかけて添付ファイルやリンクを開かせる。
問32VPN機器の脆弱性から広がるランサムウェア公式・公的資料で確認済み
ランサムウェアの感染経路と被害に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.ランサムウェアの感染経路はメールの添付ファイルに限られるため、社外から社内へ接続するVPN機器の管理はランサムウェア対策とは関係がない。
- イ.ランサムウェアの身代金を支払えば、必ず元どおりにシステムを復旧できる。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:4(アー誤、イー誤)
- ア.誤り
- 入口はメールだけではない → 外部との接続機器の更新も対策の一部
総務省 職場での被害事例12「突然データが見られなくなった」「原因は、社外から社内へ接続する際に使用するVPN機器の脆弱性を悪用されたことによるものでした」公式資料を確認
- イ.誤り
- 相手は犯罪者 → 約束が守られる保証はない
総務省 職場での被害事例12「突然データが見られなくなった」「支払ったとしても元通りに復旧できるとは限りません」公式資料を確認
ひっかけランサムウェアの入口は、メール・Webサイト・外部接続の機器と複数ある。
解説総務省サイトの事例では、社内システムに突然つながらなくなり、調べるとランサムウェアに感染していた。原因は社外から社内へつなぐVPN機器の脆弱性を突かれたことで、社内のIDを盗まれ、システムにランサムウェアを展開された。ほかにも、メールの添付ファイルを開いて感染する、不正なコードを埋め込まれたWebサイトを見て感染する、といった経路がある。身代金を払わない限り復旧できないことが多いが、払っても元どおりになるとは限らず、データを盗まれて公開を材料に脅されることもある。感染したら、つながっているネットワークストレージなどが暗号化されないよう、すぐにネットワークから遮断し、警察にも届け出る。
補足予防には、サポート切れのソフトウェアを使わない、セキュリティ対策ソフトを活用する、バックアップを管理する、が挙げられている。
問33SNS公式アカウントの乗っ取りへの対処公式・公的資料で確認済み
SNSの公式アカウントの乗っ取りに関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.SNSアカウントの乗っ取りや偽アカウントの作成が判明したときは、当該アカウントの停止をSNSサービス提供者へ速やかに依頼する。
- イ.公式アカウントの乗っ取りの影響は小さいため、認証は覚えやすい簡単なパスワードだけで足り、多要素認証を設定する必要はない。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
解答・解説を見る
正解:2(アー正、イー誤)
- ア.正しい
- 自分では止められない → 提供者に速やかに依頼
総務省 職場での被害事例7「公式アカウントが乗っ取られた」対処法「当該アカウントの停止をSNSサービス提供者へ速やかに依頼しましょう」公式資料を確認
- イ.誤り
- 乗っ取り → ホームページの改ざん並みの影響 → 認証を強くする
総務省 職場での被害事例7「公式アカウントが乗っ取られた」「ホームページの改ざんにも匹敵する影響が発生する可能性があります」公式資料を確認
総務省 職場での被害事例7「公式アカウントが乗っ取られた」予防法「アカウントの認証には、簡単なパスワードを利用しないようにしましょう。また極力、多要素認証を設定するようにしましょう」公式資料を確認
ひっかけ公式アカウントは組織の顔。乗っ取られれば、ホームページを書き換えられたのと同じ重さ。
解説総務省サイトの事例では、有名なキャラクターのSNS公式アカウントが乗っ取られ、同じキャラクターの偽アカウントも作られた。運営者はアカウントを閉鎖して新しいアカウントへ移ると発表したが、一時は旧・新・偽の3つが並び、2万人を超えるフォロワーが混乱した。乗っ取りや偽アカウントが分かったら、サービス提供者に速やかに停止を依頼する。予防は、簡単なパスワードを使わず、できる限り多要素認証を設定すること。
補足乗っ取りは、フォロワーからの『ブロックされたときと同じ症状が出ている』という報告で判明した。
問34内部の者によるIDの持ち出しの予防公式・公的資料で確認済み
内部の者による顧客のIDなどの不正な持ち出しの予防に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.IDを発行する際には、必要以上のアクセス権限になっていないかをよく確認し、定期的に権限を見直して不要な権限は削除する。
- イ.データを外部に持ち出せないように、ネットワークを分離し、USBメモリなどのリムーバブルメディアへの書き出しを制限する。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:1(アー正、イー正)
- ア.正しい
- 余分な権限 → 内部の者が大量に持ち出せる
総務省 職場での被害事例3「他人のIDで不正にオンライン株取引」予防法「IDを発行する際には、必要以上のアクセス権限になっていないか、よく確認しましょう。また、定期的に権限を見直し、不要な権限は削除するようにしましょう」公式資料を確認
- イ.正しい
- コピーできる経路を塞ぐ → 持ち出しを防ぐ
総務省 職場での被害事例3「他人のIDで不正にオンライン株取引」予防法「データを外部に持ち出せないように、ネットワークを分離し、USBメモリなどのリムーバブルメディアへの書き出しを制限しましょう」公式資料を確認
ひっかけ脅威は外からだけではない。内部の者の持ち出しには『権限』と『持ち出しの経路』の両方で備える。
解説総務省サイトの事例では、派遣先の証券会社でオンライントレードのシステムの作業をした情報処理サービス会社の社員が、約3万8000人分の顧客のユーザ名やパスワードを自分のノートパソコンにコピーし、顧客になりすまして株の売買を行い、不正アクセス禁止法違反などで逮捕された。予防法は二つで、ID発行時に必要以上の権限になっていないか確かめ、定期的に見直して不要な権限を消す(データアクセス権限の統制)ことと、ネットワークを分離し、USBメモリなどへの書き出しを制限する(データの持ち出しの統制)ことである。
補足不正な持ち出しが分かったら、速やかに警察へ被害届を出し、被害の範囲を調べ、関係各所への公表も検討する。
問35電子メールの盗み読みと利用者の不注意公式・公的資料で確認済み
他人に電子メールを読まれてしまう被害に関する次のア・イの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
- ア.電子メールを他人に読まれる事件は、そのほとんどが見知らぬ海外の攻撃者によるものであり、身近な人間によるものはまれである。
- イ.コンピュータの設定を手伝ってもらう際にパスワードを教え、その後も変更していなかったなど、利用者の不注意が原因となる場合もある。
- アー正、イー正
- アー正、イー誤
- アー誤、イー正
- アー誤、イー誤
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正解:3(アー誤、イー正)
- ア.誤り
- パスワードを知る・推測できる立場にいる → 身近な人が多い
総務省 職場での被害事例11「メールが他人に読まれている?」「多くの事件は、身近な人間によるものですが」公式資料を確認
- イ.正しい
- IDとパスワードだけで読めることが多い → 知っている人は読める
総務省 職場での被害事例11「メールが他人に読まれている?」「コンピュータの設定を手伝ってもらう際にパスワードを教えて、その後も変更していなかった」公式資料を確認
ひっかけ一度人に教えたパスワードは、もう『秘密』ではない。手伝ってもらった後は変える。
解説電子メールはユーザIDとパスワードだけで読めることが多く、パスワードを手に入れれば他人のメールを読むのは難しくない。総務省サイトの事例では、誰にも話していない予定を同僚が知っていたり、読んでいないメールが既読になっていたりした。こうした事件の多くは身近な人間によるもので、設定を手伝ってもらうときに教えたパスワードをそのままにしていた、簡単に推測できるパスワードを使い続けていた、といった利用者の不注意が原因のこともある。疑わしいときは、すぐに安全なパスワードに変え、職場ならシステム管理者に不正アクセスの調査を頼む。
補足予防は、予測されにくいパスワードを設定すること。