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勉強方法

貸金業務取扱主任者の勉強方法

合格率32.5%(令和7年度(第20回))、4肢択一式・50問(2時間)の試験を、本サイト収録の全572問・34章で対策。どこで止まりやすいか、どの順番で点に変えるかを問題データから整理します。

  • 572問 収録
  • 34章 対応
  • 勉強法整理
  • 根拠つき

貸金業務取扱主任者は、独学でも狙えるが法律の混線で止まりやすい

貸金業務取扱主任者は、合格率だけを見ると極端な難関資格ではありません。第20回試験は50問中31問正解が合格基準で、合格率は32.5%でした。ただし、貸金業法・利息制限法・出資法・民法が同じ問題文の中で混ざるため、金融実務の経験があっても、試験上の規制として切り分けられないと失点します。

独学で進めるなら、最初から細かい金利計算や条文暗記に入るより、まず「貸す前」「貸す時」「回収する時」で義務と制限を分けます。過去問の解説を読んで、どの法律の話をしているか追える人は独学でも進められます。反対に、貸金業法・利息制限法・出資法・民法の区別が曖昧なまま止まるなら、講座やテキストで登録、返済能力調査、契約締結前・締結時書面、取立て規制の流れを一度通してから問題に戻した方が早いです。

このサイトでは、貸金業法を中心に、利息制限法・出資法、貸付けに関わる民法を章別に確認できます。合格ラインを安定させるには、「いま契約前なのか、契約時なのか、回収時なのか」「違反すると行政処分なのか、契約上無効なのか、罰則まで行くのか」を選択肢ごとに戻します。

  • 最初は、貸金業法の登録・広告・勧誘・返済能力調査・総量規制を業者義務として見る。
  • 次に、契約前書面・契約時書面・利息・みなし利息・保証料を、契約時の規制として分ける。
  • 過去問で崩れたら、取立て規制・弁済・相殺・時効・債権譲渡を回収場面へ戻す。

試験の概要

以下は2026年6月時点の公式情報です。最新の要項は公式サイトで確認してください。

実施
日本貸金業協会(内閣総理大臣の指定試験機関)
試験日
年1回・11月(実施日は年により異なる。例:第21回は令和8年11月15日)
試験形式
50問・4肢択一式(マークシート)/試験時間2時間
試験科目
①法及び関係法令 ②貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務 ③資金需要者等の保護 ④財務及び会計
合格基準
50問のうち一定の正解数(合格基準点は試験ごとに公表される。第20回は50問中31問正解)
受験資格
制限なし(年齢・学歴・国籍を問わない)

出典:日本貸金業協会 貸金業務取扱主任者 資格試験

合格率・受験者数・難易度

合格率(令和7年度(第20回)
32.5%
実受験者数(令和7年度(第20回)
9,878
受験資格
制限なし(どなたでも受験できます)
難易度の目安
やや難しめ(実務レベル)

合格基準・合格率は実施年度により変動します(第20回は50問中31問正解・合格率32.5%)。受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。 出典:日本貸金業協会 令和7年度(第20回)試験の結果

出題分野の内訳(本サイト収録問題ベース)

民法・貸金業法だけで全体の約83%。まずはこの2分野から始めるのが近道です。

どの分野が手厚いかの目安です。本サイトに収録した問題の構成比であり、公式の出題比率とは異なる場合があります。

  • 民法368問・64%
  • 貸金業法109問・19%
  • 犯罪による収益の移転防止に関する法律45問・8%
  • 利息制限法20問・3%
  • 出資法15問・3%
  • 会社計算規則10問・2%
  • 財務分析指標5問・1%

まず解くべき章

全34章を一気に読む前に、問題数が厚い章から手を動かします。件数と論点は本サイト収録問題ベースで、正解数だけでなく、どの制度を取り違えたかを戻すための順番です。

優先問題数代表論点演習
11貸金業法49取立て行為の規制・貸金業の登録・名義貸しの禁止と返済能力の調査・信用情報の使用と契約締結時の書面この章を解く
23民法(貸金関係)38保証契約の書面性と保証人の責任・債権譲渡の対抗要件と連帯保証・債権の消滅時効・弁済の充当と相殺の要件この章を解く
32利息制限法・出資法20みなし利息・利息制限法の利息の上限・賠償額の予定の制限と出資法の高金利規制・出資法の刑事罰と違約金のみなしこの章を解く
44民法(連帯債務・保証・債権者代位・詐害行為取消・時効②)15連帯債務者に対する履行の請求・連帯債務者の一人による相殺等・連帯債務者の一人との間の混同・連帯債務者の一人との間の免除等と求償権この章を解く
55貸金業法(業務規制・監督・貸金業協会・指定紛争解決機関②)15貸金業者の相談及び助言・基準額超過極度方式基本契約に係る調査・保証等に係る求償権等の行使の規制・受託弁済に係る求償権等の行使の規制この章を解く

作問して見えた、貸金業務取扱主任者でつまずきやすい「型」

当サイトはこの試験の572問を自作し、法令本文、公式・公的資料、または複数の独立した実務資料を、根拠の種類に応じた方法で確認しています。その作問・確認の過程で繰り返し現れた「間違えやすい構造」を、出題データから整理しました。一般的な勉強法の記事にはない、作問側から見た一次情報です。

配点の重心。572問の根拠を集計すると、民法が368問・貸金業法が109問で、この2分野だけで全体の約8割を占めます。貸金業務取扱主任者は、貸金業法・利息制限法・出資法を先に切ります。貸付けに関わる民法は、契約前、契約時、返済・回収時のどの場面かに戻して読むと、法律名の混線が減ります。

つまずきやすさには共通の「型」があります。作問中に意図的に仕込んだひっかけを分類すると、次のとおりです。

  1. 「不特定多数」「業として」などの要件を読み飛ばすと外す。貸金業の規制は「不特定かつ多数」を相手とすることが前提で、特定少数への貸付けは対象外になることがあります。出資法の高金利規制も「業として」が要件で、個人的な貸し借りそのものを一律に禁じるわけではありません。要件を一語ずつ確認します。
  2. 上限金利・保証料の「加える/減じる」を逆にすると外す。利息制限法では、利息と保証料の合計を上限額の範囲に収めるため、保証料は上限額から「減じる」方向で規律されます。また違約金(賠償額の予定)も利息制限の規制対象で、名目を変えても潜脱はできません。
  3. 「義務」と「任意」、行政監督の目的を取り違える。加入貸金業者は、契約締結時も変更時も指定信用情報機関へ個人信用情報を提供する義務があります。監督官庁の報告徴収・立入検査は行政監督のためであり、犯罪捜査のためではありません。
  4. 数値・期間・例外を正確に押さえる。期限の利益喪失の通知は2か月以内(個人保証人の保護規定で、法人には適用なし)、確定期限のある債務は期限到来時から、期限の定めのない債務は請求時から遅滞になるなど、期間と起算点を問う出題が多い論点です。

合格までの進め方

  1. 最初に、合格基準と自分の詰まり方を見る貸金業務取扱主任者は50問の4肢択一式で、合格基準点は試験ごとに公表されます。第20回は50問中31問正解でした。まず公式過去問か本サイトの演習で、金利の数字で落ちているのか、貸金業法と民法の区別で落ちているのか、財務会計で別対策が必要なのかを切り分けます。
  2. 独学なら、貸金業法から利息制限法・出資法へつなぐ独学でいけるかは、過去問解説を読んで法律の切り分けが追えるかで決まります。最初は貸金業法の登録・返済能力調査・書面交付・取立て規制で業者義務の流れを作り、その後に利息制限法・出資法で、契約上無効になるラインと処罰されるラインを分けます。
  3. 民法は、貸付けと回収の場面だけ先に押さえる第2科目では保証・相殺・弁済・消滅時効などの民法が出ます。民法全体を広く読もうとすると止まりやすいので、消費貸借、保証、債権譲渡、相殺、弁済、時効を、貸付け後に誰へ何を請求できるかという場面へ戻します。第4科目の財務及び会計は本サイトの範囲外なので、必要に応じて別途対策します。

合格基準点は試験ごとに公表され、年により変動します(近年は50問中30問前後)。配点の多い「法及び関係法令」(22〜28問)と「貸付け関係」(14〜18問)で確実に積み上げることが、合格ラインに届く近道です。

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