勉強方法
社会保険労務士の勉強方法
選択式・択一式(マークシート)の試験を、本サイト収録の全208問・8章で対策。試験概要と合格ラインをふまえた効率的な進め方をまとめました。
試験の概要
以下は2026年6月時点の公式情報です。最新の要項は公式サイトで確認してください。
- 実施
- 全国社会保険労務士会連合会 試験センター(厚生労働大臣の指定試験機関)
- 試験日
- 年1回(実施日は年度により異なる。例:令和7年度は8月、令和8年度は10月)
- 試験形式
- 選択式(マークシート)と択一式(マークシート)
- 合格基準
- 選択式・択一式それぞれの総得点と、各科目ごとの最低点(基準点)の両方を満たす必要がある。基準点は合格発表日に公表される
- 受験手数料
- 15,000円
- 受験資格
- ①学歴、②実務経験、③厚生労働大臣の認めた国家試験合格のいずれか1つを満たすことが必要
合格率・受験者数・難易度
- 合格率(令和7年度(第57回))
- 約5.5%
- 実受験者数(令和7年度(第57回))
- 43,421人
- 合格基準
- 選択式・択一式それぞれの総得点と、各科目ごとの最低点(基準点)の両方を満たす必要がある。基準点は合格発表日に公表される
- 難易度の目安
- やや難しめ(実務レベル)
合格率は実施年度により変動します(近年は概ね5〜7%)。受験には学歴・実務経験・国家試験合格のいずれかの受験資格が必要です。 出典:厚生労働省 第57回社会保険労務士試験の合格者発表
出題分野の内訳(本サイト収録問題ベース)
どの分野が手厚いかの目安です。本サイトに収録した問題の構成比であり、公式の出題比率とは異なる場合があります。
- 労働基準法30問・14%
- 労働安全衛生法30問・14%
- 労災保険法26問・13%
- 雇用保険法26問・13%
- 労働保険徴収法26問・13%
- 健康保険法24問・12%
- 厚生年金保険法23問・11%
- 国民年金法23問・11%
出題の中心は労働基準法・労働安全衛生法。まずこの分野から固めると効率的です。
作問して見えた、社会保険労務士でつまずきやすい「型」
当サイトはこの試験の208問を自作し、全選択肢の根拠を条文・公的資料と一字一句照合しています。その作問・照合の過程で繰り返し現れた「間違えやすい構造」を、出題データから整理しました。一般的な勉強法の記事にはない、作問側から見た一次情報です。
配点の重心。208問の根拠を集計すると、労働基準法が30問・労働安全衛生法が30問で、この2分野だけで全体の約3割を占めます。だから、似た制度を科目横断で並べて違いを整理し、数値と要件を正確に押さえるのが効率的です。科目別の足切りがあるため、得意科目を伸ばすより苦手科目を作らないことを優先します。
つまずきやすさには共通の「型」があります。作問中に意図的に仕込んだひっかけを分類すると、次のとおりです。
- 被保険者の「区分」を取り違えると一問落とす。サラリーマンに扶養される配偶者は国民年金の第3号被保険者で、第1号と取り違えやすい論点です。雇用保険でも、2か月以内の期間雇用が「超えて使用される見込み」があれば被保険者になるなど、区分の判定が問われます。
- 給付の「対象範囲」を混同すると外す。遺族基礎年金の対象は「配偶者と子」だけですが、遺族厚生年金は祖父母まで含み範囲が広く、夫などは55歳以上という年齢要件が付きます。似た給付ほど範囲・要件の違いを並べて覚える必要があります。
- 数値の取り違えがそのまま失点になる。雇用保険の基本手当の所定給付日数(一般は10年未満90日・10〜20年120日・20年以上150日)、印紙保険料の不納付の追徴金(100分の25)など、数値を問う出題が多く、ここが失点源になりやすい論点です。
- 「原則」と「例外」、「義務」と「努力義務」を逆にすると外す。20歳前の傷病による障害基礎年金は、保険料納付要件を問わずに支給される例外です。労働安全衛生法では、一般的なリスクアセスメントは努力義務である一方、化学物質に関しては義務化が進むなど、原則と例外を取り違えないことが重要です。
合格までの進め方
- 労働保険・社会保険の8科目を順に一周する本サイトの社労士は、労働基準法・労働安全衛生法・労災保険法・雇用保険法・労働保険徴収法・健康保険法・厚生年金保険法・国民年金法の8科目を208問で収録しています。労働保険系から社会保険系へと順に一周し、どの科目が手薄かを把握します。
- 科目をまたぐ共通テーマを横断で整理する被保険者の範囲、保険給付の種類、保険料、不服申立てなどは複数の科目に共通する横断テーマです。健康保険と厚生年金、労災と雇用のように似た制度を並べて、数値・要件・例外の違いを確認すると、紛らわしい論点の取り違えが減ります。各選択肢の根拠条文(e-Gov法令データと照合済み)で裏を取りながら固めます。
- 科目別の足切りを意識し、一般常識は別途補う社労士試験は選択式・択一式とも、総得点に加えて科目ごとの基準点をすべて満たす必要があり、1科目でも割れると不合格です。苦手科目を作らないことが最優先になります。なお本サイトは法令8科目をカバーしますが、労務管理その他の労働に関する一般常識(労一)・社会保険に関する一般常識(社一)は範囲外なので、別途対策が必要です。
合格には、選択式・択一式それぞれの総得点に加えて、各科目の最低点(科目別基準点)をすべて満たす必要があります。1科目でも基準点に届かないと不合格になる足切りがあるため、苦手科目を作らないことが決定的に重要です。
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