通関士試験の日程
通関士試験の日程・申込・合格発表と合格率の推移(第60回)
通関士試験は、7月に税関が公告を出し、7月下旬から8月初めに申込を受け付け、10月の第1日曜日に行われ、11月に合格が発表されます。本記事は、第60回(令和8年)と第59回(令和7年)の日程、申込の方法、合格発表と合格基準、合格率の推移を、税関の公式資料で整理します(確認日:2026年10月25日)。第60回の試験はすでに終わっており、結果は11月10日の発表待ちです。
公告から合格発表までの日程
税関は毎年7月1日に試験公告を出しています。第59回と第60回は、次のとおりでした。次回(第61回)の日程は公告が出るまで分かりません。
| 項目 | 第60回(令和8年) | 第59回(令和7年) |
|---|---|---|
| 試験公告 | 令和8年7月1日 | 令和7年7月1日 |
| 受験申込の受付 | 7月21日(火)から8月4日(火)まで | 7月22日(火)から8月5日(火)まで |
| 試験 | 10月4日(日) | 10月5日(日) |
| 合格発表(税関のホームページに受験番号) | 11月10日(火) | 11月11日(火) |
| 合格発表(官報) | 11月20日(金) | 11月28日(金) |
第60回の合格発表は予定の日付です。申込の締切から試験までは約2か月で、勉強の開始時期はこの間隔から逆算します。この2か月の過ごし方は、直前8週間のチェックリストに週ごとにまとめています。
受験資格と申込の方法
受験資格
学歴、年齢、経歴、国籍等についての制限はなく、どなたでも受験できます(第60回受験案内)。
書面での申込
受験願書は税関のホームページからダウンロードします。第60回から、書面での出願の受付は原則として郵送のみになりました。受験手数料は3,000円分の収入印紙を願書に貼ります。
NACCSでの申込
NACCSで願書を出す場合の受験手数料は2,900円で、電子納付します。写真を貼った受験票は、NACCSを使っても別に郵送します。
科目の一部免除
通関業者の通関業務や官庁の通関事務に通算5年以上従事した人は、通関書類の作成要領その他通関手続の実務が免除されます。15年以上の人は、関税法等も免除されます。免除申請書は願書と一括して出します。
手数料や提出先の細かい扱いは、回ごとに変わることがあります。出願の前に、その回の受験案内を税関のホームページで読んでください。
試験当日の科目と時間
試験は3科目で、すべてマークシート方式です。第60回の時間割は、通関業法が9時30分から10時20分、関税法等が11時から12時40分、通関書類の作成要領その他通関手続の実務が13時50分から15時30分でした。科目ごとの配点と過去問の解き方は、通関士の勉強法で整理しています。
合格発表と合格基準
合格発表は、まず税関のホームページに合格者の受験番号が載り、その10日から17日あとに官報に載ります。税関は合格基準を事前に公表せず、合格発表の際に公表します。合格するには、3科目のすべてで基準を満たす必要があり、合計点だけでは決まりません。
直近の基準は、第59回が3科目とも満点の60%以上、第58回は通関業法と通関実務が60%以上、関税法等が55%以上でした。基準が回によって動くため、「何点取れば合格」とは事前に言えません。
合格率の推移の読み方
税関が公表した第50回から第59回までの受験者数と合格率は、次のとおりです。願書提出者のうち、試験を受けた人が受験者です。
| 回(年) | 願書提出者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第50回(平成28年) | 9,285人 | 6,997人 | 688人 | 9.8% |
| 第51回(平成29年) | 8,627人 | 6,535人 | 1,392人 | 21.3% |
| 第52回(平成30年) | 8,491人 | 6,218人 | 905人 | 14.6% |
| 第53回(令和元年) | 8,661人 | 6,388人 | 878人 | 13.7% |
| 第54回(令和2年) | 8,770人 | 6,745人 | 1,140人 | 16.9% |
| 第55回(令和3年) | 8,972人 | 6,961人 | 1,097人 | 15.8% |
| 第56回(令和4年) | 8,194人 | 6,336人 | 1,212人 | 19.1% |
| 第57回(令和5年) | 8,086人 | 6,332人 | 1,534人 | 24.2% |
| 第58回(令和6年) | 8,024人 | 6,135人 | 759人 | 12.4% |
| 第59回(令和7年) | 8,205人 | 6,322人 | 954人 | 15.1% |
- 合格率は、10回のうち最も低い第50回が9.8%、最も高い第57回が24.2%で、同じ試験でも回によって2倍以上の差があります。
- 第57回の24.2%の次の第58回は12.4%で、合格者は1,534人から759人に減りました。受験者数は6,000人台でほぼ変わらないので、合格率の差は合格者数の差です。
- 第59回の合格率15.1%は、一部の科目だけを受けた人を含みます。3科目すべてを受けた人は5,584人のうち777人で13.9%、1科目だけを受けた人は177人のうち119人で67.2%でした。初めて受ける人が比べる数字は、3科目受験者の13.9%に近いものです。
- 第60回の受験者数と合格者数は、11月10日の発表後に税関が公表します。
合格率は回ごとに動くので、1回分の数字で難しさを決めずに、10年の幅で見てください。他の資格との合格率の比較は、通関士と海事代理士はどちらを先に受けるかにあります。
よくある質問
- 通関士試験はいつ行われますか?
年1回、10月の第1日曜日に行われています。第59回は令和7年10月5日、第60回は令和8年10月4日で、どちらも日曜日でした。次回の日程は、税関が7月1日ごろに出す試験公告で確認してください。 - 受験の申込はいつまでですか?
第60回の受付期間は令和8年7月21日から8月4日まででした。第59回は7月22日から8月5日までです。受付期間は2週間ほどで、試験日の2か月前に閉まります。 - 受験資格に制限はありますか?
税関の第60回受験案内は、学歴、年齢、経歴、国籍等についての制限はなく、どなたでも受験できると定めています。通関業の実務経験は受験の条件ではありません。 - 第60回の合格率はいつ分かりますか?
税関は第60回の合格発表を令和8年11月10日(火)としています。受験者数と合格者数を含む結果は、発表のあとに税関のホームページで公表されるため、この記事の表には第59回までを載せています。 - 合格基準は試験の前に分かりますか?
分かりません。税関の受験案内は、合格基準は合格発表の際に公表することとしており、事前には公表していないと説明しています。第59回は3科目とも満点の60%以上でしたが、第58回は関税法等だけが満点の55%以上でした。
次に知りたいこと
出典
- 税関「第60回通関士試験(令和8年)」(確認日:2026年10月25日)
- 税関「第60回通関士試験受験案内」(確認日:2026年10月25日)
- 税関「第59回通関士試験(令和7年)」(確認日:2026年10月25日)
- 税関「第59回通関士試験の結果について」(確認日:2026年10月25日)
- 税関「第58回通関士試験の結果について」(確認日:2026年10月25日)