第一種衛生管理者の出題傾向
第一種衛生管理者のよく出る問題(公表問題2回分で両回に出た論点と対応する章)
安全衛生技術試験協会が公表している第一種衛生管理者の試験問題のうち、令和8年4月掲載と10月掲載の2回分を読み比べました。同じ論点が両回に出ていたものと、片方だけに出ていたものを分けて載せます(確認日:2026年10月19日)。2回分だけの比較なので、頻度の統計ではなく、次に取り組む章を決める目安として使ってください。
試験の形式と、問番号の区切り
問題は五肢択一式で、正答は1問につき1つです。公表問題では、関係法令(有害業務に係るもの)が問1〜10、労働衛生(有害業務に係るもの)が問11〜20に並んでいます。科目ごとの出題数と配点は、第一種衛生管理者の資格トップにまとめています。
両回に出た論点(関係法令・有害業務)
どちらの回にも出ていた論点です。出題の切り口は回ごとに違うため、章全体を通して解くと対応できます。
衛生管理体制・管理者の選任
4月掲載 問1:常時400人の労働者を使用する製造業の事業場の衛生管理体制
10月掲載 問1:化学物質管理者・保護具着用管理責任者
特別の教育(特別教育)
4月掲載 問6:特別の教育を行わなければならない業務はどれか
10月掲載 問2:特別の教育を行わなければならない業務に該当しないものはどれか
労働基準法(時間外労働・妊産婦)
4月掲載 問10:時間外労働の協定を届け出ても、労働時間の延長が1日2時間を超えてはならない業務
10月掲載 問10:妊娠中の女性労働者を就かせてはならない業務
化学物質のリスク評価・低減措置
4月掲載 問12:リスク低減措置で、法令に定められた措置以外を検討するとき優先度の最も高いもの
10月掲載 問12:厚生労働省の危険性又は有害性等の調査等に関する指針
有機溶剤中毒予防規則(洗浄作業の措置)
4月掲載 問5:第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置として誤っているもの
10月掲載 問6:第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置として誤っているもの
解く章:有機溶剤中毒予防規則
名称等の表示義務のある危険物・有害物
4月掲載 問8:名称等の表示が義務付けられている危険物及び有害物
10月掲載 問5:名称等の表示が義務付けられている危険物及び有害物
解く章:有害物規制・届出・衛生基準
特定化学物質障害予防規則
4月掲載 問4:特定化学物質の第一類物質
10月掲載 問3:特別管理物質を製造する事業者が事業を廃止するときの措置、問4:特定化学物質健康診断(報告義務)
解く章:特定化学物質障害予防規則
両回に出た論点(労働衛生・有害業務)
問11は、4月掲載・10月掲載のどちらも「次の化学物質のうち、常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中で蒸気として存在するものはどれか」という問いでした。ここでいう蒸気は、常温・常圧で液体または固体の物質が蒸気圧に応じて揮発したものを指します。選択肢の物質は公表問題で確かめてください。この科目に当たる章は、本サイトではまだ扱っていません。
片方の回だけに出ていた論点
本文から問の主題を読み取れたもののうち、関係法令の例です。次の回に同じ形で出る保証はありませんが、規則ごとの章が用意されています。
- 4月掲載 問2 厚生労働大臣が定める規格を具備しなければ譲渡・貸与・設置できない機械等
- 10月掲載 問8 酸素欠乏症等防止規則 → 酸素欠乏症等防止規則
次に知りたいこと
出典
- 安全衛生技術試験協会「労働安全衛生法に基づく免許試験の公表問題」の第一種衛生管理者免許試験(令和8年4月掲載・10月掲載、確認日:2026年10月19日)